自転車の交通ルールの徹底に関する警察庁の懇談会が4日に発足することが決まった。子供向けの自転車教室を開いている市民団体「ウィーラースクールジャパン」=京都府南丹(なんたん)市=の代表を務める中島隆章さん(49)は国の取り組みを評価したうえで「愛情と血の通った教育が必要」と訴えている。 同団体は「自転車の楽しさを知ってもらうにはルールや乗り方を教えて事故を起こさないようにしてもらうのが重要」として07年3月に設立された。年間約40カ所で自転車教室を開き、計2000人以上が受講。愛好家やロードレース選手ら50人が講師となり、受講生の中には本格的に競技を始めて国際大会に出た子供もいる。 教室ではルールがある理由も説明する。小学高学年になると車道で走る位置は分かるが、歩道の走り方を理解している子は少ない。講師は歩道の車道側を走ることだけでなく、歩道は歩行者のものと理解させ「歩く人が1番、自転車は2