【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領は4日、訪問先のトルコの首都アンカラで、同国のエルドアン、イランのロウハニ両大統領と会談した。首脳らはシリア内戦について協議し、3カ国の主導する和平協議の枠組みで、内戦の政治的解決を目指していくことを確認した。ロシアとイランが軍事支援するアサド政権側の勝勢が色濃くなっているのを背景に、両国はトルコの取り込みを強め、内戦を有利に政治決着させたい考えだ。 露、イラン、トルコの3カ国は昨年、国連の仲介するジュネーブ和平協議とは別の協議枠組みを立ち上げ、停戦監視や、アサド政権と反体制派との仲介を図ってきた。 4日の3者会談後に発表された共同声明によると、大統領らは、3カ国の主導する和平枠組みが、シリアでの戦闘停止や和平を促進する上で「唯一の効果的イニシアチブだ」と確認。シリアの新憲法起草に取り組む「憲法委員会」の創設など、政治プロセスを加速させることで合
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