「結婚して子どもができると男は変わる」という。昔は人の親になるなんて考えられないような遊び人だったのに、気付いてみると超子煩悩で子育てバリバリやっているという男性、あなたの周りにもいるのではないだろうか。 父親となった男性たちの行動の変化について、これまでは本人の性格や家庭を守ることへの義務感などが原因だと考えられてきた。しかし最新の研究では、「男は子どもができると変わる」ということが生物学的に証明されたという。 米ノースウェスタン大学の研究者らは、20代の男性600人を対象にテストステロンという男性ホルモンの調査を行った。調査期間は5年間に及び、その間に被験者の約3分の1が子どもを持ち、父親になっている。 調査の結果、子どもがいない男性のテストステロンは、5年間で14パーセント減少していた。これは20代では平均的とされる数値である。これに対し、調査期間中に父親となった男性では34パーセン