自動車部品大手のデンソーは11日、早朝に出社して残業を減らす「朝型勤務」を7〜9月の3か月間、試験的に導入すると発表した。 対象は本社の事務職や研究開発職など約1万3000人(本社勤務の社員の約3分の1に相当)。効果を検証して、全社的に導入するか検討する。 具体的には、始業の午前8時40分より1時間早い出社を奨励し、午後8時以降の残業は原則禁止する。午前7時から7時半までに出勤した従業員には、朝食を無料で提供する。 朝型勤務は、伊藤忠商事など一部企業が導入済みだが、製造業での実施は珍しいという。