クルーグマンとギリシャ元首相ジョージ・パパンドレウは「金持ちは税率70%でもいい」派。なぜなら社会的不平等に対処するお金が足りないから。また税金上げても金持ちが海外逃亡したりやる気がなくなる可能性は低いし、資産を海外に逃避させる可能性があるけれどもそれにはきちんと国際的な枠組みで対処しよう。景気にも金持ち増税は悪影響は少なかった(クリントン政権時)。 対して、ニュート・ギングリッチとアーサー・ラッファーは「みんな10%課税がいい」&小さな政府派。できるだけ薄く広く負担して、それで経済の底上げを図る形で貧困を解消しよう。担税の抜け穴がないようにしよう。それには広く薄い方がいいよ。 私の立場はクルーグマンたちに近い。ただし(クルーグマン自身は最近のインタビューで応えているように)いまの日本で増税は避けるべきだ。むしろ減税がいい。 クルーグマン&パパンドレウ的立場を支持している理由を、日本の文脈
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