出版業界は、1990年代末をピークに20年近く縮小してきた。 出版不況と言われて久しいが、この間、有名どころの出版社もバタバタと倒産した。 ExceやWordの超図解シリーズのエクスメディア社は2007年に自己破産し、その翌年には『間違いだらけのクルマ選び』シリーズで知られていた草思社も経営が立ち行かなくなり、民事再生法の適用を申請した。 直近の2016年にも受験参考書を手掛けていた育文社や、社会学系の新思索社が破産している。 各出版社、各編集者は頑張っているはずなのに不況から抜け出せない。いったい原因はどこにあるのだろう? 出版業界で長年仕事をしてきた立場から状況を整理すると、やはり一番の原因は業界の流通におけるいびつな構造としか思えない。 もちろんインターネットの普及や娯楽の多様化も本離れに拍車をかけているが、悪循環の発生源は出版と取次のゆがんだ関係にあるとみている。 出版業界の取次と
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