(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は18日、土星の衛星タイタンの「湖」に太陽の光が反射する様子をとらえた画像を公開した。こうした画像が撮影されたのは初めてだとしている。 画像はNASAの無人探査機カッシーニから送られてきたもので、タイタンの北半球にある液体メタンの湖に光が反射する様子が写っている。鏡や水面などの滑らかな表面によって生じる「鏡面反射」が地球外で撮影されたのは初めてだという。 アリゾナ大学の研究者は、これまでにカッシーニから送られてきたデータを使って反射の正確な位置を調べ、「クラーケン」と呼ばれる液体メタンの湖の南端と特定。タイタンの南半球では2008年に湖が発見されているが、専門家は今回の画像について、北半球にも湖が存在することを初めて視覚的に示す決定的な証拠になると話している。 今後はタイタンの液体メタンについてさらに詳しく調べ、気象や季節の移り変わりがあるかどうかなどを