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ブックマーク / www.asahi.com (25)

  • asahi.com(朝日新聞社):高速逆走、女性の声で注意 新型カーナビ、トヨタ発売へ - ビジネス・経済

    逆走を注意するカーナビの画面  「逆走のおそれがあります」。高速道路を車が逆走したら、カーナビゲーションが女性の声と画面の文字で運転者に注意する。トヨタ自動車やデンソーなどグループ3社がこんなカーナビを開発した。系列販売店で6月から発売する。  全国の高速道路や一部の有料道路のインターチェンジやサービスエリアの入り口などで逆走した場合に注意喚起する。新たな道路の開通から最短7日で地図情報が自動更新できるようになり、位置確認の精度もあがったことで実現した。  新機能付きのカーナビは4種類で22万3650〜30万9750円(税込み)。高速道路上での逆走は年間千件程度が確認されており、特に高齢者が目立つという。

    taketake0
    taketake0 2011/05/28
    逆走したくなりますねぇ~^^
  • asahi.com(朝日新聞社):月に巨大な洞穴?基地利用の期待も かぐやが「発見」 - サイエンス

    月に見つかった「洞穴」の入り口=宇宙機構提供  月面に洞穴の天窓のような縦穴が見つかった。月探査機「かぐや」が、月全域を高い精度で観測したことで初めて発見された。縦穴の底には、巨大な洞穴が存在している可能性が高く、将来の月基地に使えるかもしれないと期待が高まっている。  この穴は、月の赤道付近にある「マリウスの丘」と呼ばれる地域にあった。かぐやが昨年から今年に撮影した写真に、直径65メートルほどの変わった穴が写っていた。普通のクレーターより壁が切り立ち、直径に比べてかなり深かった。  宇宙航空研究開発機構が、穴にわずかに差し込む光や形状を解析したところ、穴の深さは80〜90メートルで、底には幅370メートルの巨大な横穴がありそうなことがわかった。周囲はかつて火山活動が活発だったと考えられる地帯。地球の火山にあるように、表面が固まった溶岩の内部で、溶けている部分が流れ出してできた洞穴と見られ

  • asahi.com(朝日新聞社):月面、水が存在か 今も太陽側で生成? 3探査機観測 - サイエンス

    太陽からやってくる水素イオンが月面に水を作るイメージ=米メリーランド大など提供  【ワシントン=勝田敏彦】月面は乾燥した世界だと考えられていたが、実は、砂の表面に結合する形で水が広い範囲にわたり存在しているとみられる証拠が、インド・チャンドラヤーン1号など三つの探査機の観測で初めて確認された。24日付米科学誌サイエンス(電子版)に論文が3まとめて掲載される。  観測したのはチャンドラヤーンのほか、土星探査機カッシーニ、彗星(すいせい)探査機ディープインパクト。いずれも水(H2O)か、水のもとにもなるヒドロキシ基(OH)の存在を示す波長の光を検出していた。  水およびヒドロキシ基は、太陽に向いた月面の昼側で主に観測された。砂の表面の酸素原子が、太陽から高速で飛んでくる水素イオンと結びつくことで、水やヒドロキシ基になったらしい。水は、現在も月の表面の太陽側で作られ続けているとみられる。  砂

  • asahi.com(朝日新聞社):偶然見つけた「石」、実は国内2番目に古い化石 - 社会

    公開されたミョウガガイ類の化石。泥岩にうろこ状の殻が鮮明に浮き出ている=三笠市立博物館、高橋写す  北海道三笠市の原田繁男さん(72)が約40年前に市内の山の中で偶然見つけた「石」が、国内で2番目に古い標となるミョウガガイ類の化石だったことが分かった。原田さんからの寄贈を受けて同市立博物館が19日、一般公開した。  同館によると、ミョウガガイ類は貝ではなく、海岸の磯の岩の割れ目などに固着しているフジツボの仲間。今回の化石は2.5センチ四方で、アンモナイトが出る後期白亜紀の地層(約9千万年前〜8600万年前)の泥岩の中にあった。うろこ状の茶色の殻が鮮明に浮き出ているが、えさをとるために開閉する頭上部が欠けている。  発見から4、5年後に、国立科学博物館(東京)で鑑定してもらったが、当時は、ミョウガガイ類の化石の専門家がいなかったため、珍しさがはっきりしていなかった。しかし、06年から京大大

  • asahi.com(朝日新聞社):雪を溶かすザゼンソウ、謎の一端を解明 岩手大グループ - サイエンス

    熱で雪を溶かし花を咲かせるザゼンソウ=09年3月、岩手県北上市和賀町藤根の群生地  自ら熱を出して周りの雪を溶かし、花を咲かせるザゼンソウ。岩手大学農学部付属寒冷バイオフロンティア研究センター研究員の稲葉靖子さん(33)らのグループが、この熱を生むシステムの一端を世界で初めて明らかにした。ザゼンソウの細胞内でエネルギーを作り出すミトコンドリアが影響しているという。4日付の英国の科学雑誌に掲載された。  将来、低温に弱い作物の耐寒性を高めたり、耐寒性に優れた農作物を育てたりすることにつながる可能性があるとして、期待されている。  ザゼンソウは寒冷地の湿地帯に自生するサトイモ科の発熱植物。僧が座禅を組む姿に似て名付けられた。赤紫色の苞(ほう)に包まれた小さい花が密集した部分が発熱する。外気に敏感に反応し、外気が零下になっても体温を20度前後に保ち、1〜2週間発熱し続ける。  ミトコンドリアは動

  • asahi.com(朝日新聞社):いっぱい食べても脂肪抑える化合物発見 京大教授ら - サイエンス

    マウス(左)と同じえさをべながらファトスタチン注射をされたマウス(右)=ケミストリー・アンド・バイオロジー誌提供  京都大の上杉志成(もとなり)教授(ケミカルバイオロジー)らは、細胞内で脂肪の合成を抑える化合物を発見した。過で肥満になるマウスにこの化合物を与えたところ、体重の増加や血糖値の上昇を抑え、脂肪肝になるのを防いだ。糖尿病や脂肪肝などの治療薬の開発につながる可能性がある。28日付米専門誌に発表する。  上杉教授らは、米ベイラー医科大、東京大と共同で、がんを抑える作用があるとされていた化合物の働きを詳しく調べた。この化合物を細胞にかけると、働きが落ちる遺伝子が多数あり、その多くが脂肪合成にかかわることに注目。欲が減退せず肥満になるような遺伝子異常のあるマウスに4週間、この化合物を注射した。  その結果、えさを同じだけべても、注射をしなかったマウスに比べて体重は12%少なく

  • asahi.com(朝日新聞社):寝る子は育つ、成績も 睡眠中も脳は学習、米大が実証 - サイエンス

    成績を上げるためにはよく寝ること――。そんな教訓が得られそうな実験結果を、渡辺武郎・米ボストン大教授らのグループが発表した。学習中に活動する脳の領域が睡眠中にも活動しており、その活動が活発なほど学習効果が高い傾向があることを、機能的磁気共鳴画像(fMRI)で脳の活動の様子を調べて確認した。米専門誌に発表した。  学習後に寝るほうが学習効果が高まるといわれているが、その仕組みはよくわかっていない。そこで、グループは、7人の被験者に、複雑な画像を素早く識別する訓練をしてもらった。  訓練中は、脳の視覚情報を処理する特定の場所が活動する。学習した後、fMRIの中で寝てもらったところ、その場所が活発に活動することがわかった。  寝ないで同じ訓練をすると識別の正答率は上がらなかったが、寝た後は正答率が上がった。睡眠中の活動が活発な人ほど、睡眠後の正答率が上がる傾向があることも明らかになった。睡眠中に

  • asahi.com(朝日新聞社):「飛ぶカエル」など新種続々、ヒマラヤで350以上 - サイエンス

    ヒマラヤで見つかった「飛ぶカエル」と呼ばれる新種のカエル(トトゥル・ボルタムリ氏/WWFネパール提供)  【ワシントン=勝田敏彦】世界自然保護基金(WWF)は、ヒマラヤ山脈東部で98〜08年に動植物の調査をした結果、350以上の新種が見つかった、と発表した。新種の中には、よく発達した後ろ脚の膜を使ってムササビのように滑空できる「飛ぶカエル」などが含まれている。  このほか、世界で2番目に小さい鹿も見つかった。当初、知られている鹿の子と思われていたが、DNAを調べたところ、新種であることが判明した。  調査地域は、インド北東部からネパール、ブータン、ミャンマー(ビルマ)、中国・チベットにかけて。現地に入るのが困難な地域のため、これまで十分な調査がされておらず、今後も新種の発見が期待されるという。

  • asahi.com(朝日新聞社):彗星のちりにアミノ酸、生命存在の可能性 NASA分析 - サイエンス

    ビルト2彗星に接近し、ガスやちりを集めている無人探査機スターダストの想像図=NASAジェット推進研究所提供  【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)は17日、無人探査機スターダストが彗星(すいせい)の近くで採取して地球に持ち帰った試料から、アミノ酸の一種「グリシン」が見つかったと発表した。グリシンは生命に不可欠なたんぱく質をつくる物質で、地球外でも生命が広く存在する可能性を示しているとしている。  スターダストは04年1月、地球から約4億キロ離れたところにあったビルト2彗星に接近。彗星の核から噴き出したガスやちりを採取し、06年1月に地球に持ち帰った。  NASAのチームがこの試料を分析したところ、グリシンが見つかった。グリシンが含む炭素原子の質量の特徴から、チームは「彗星由来と考えられる」と結論づけた。  ウイルスを除く地球の生命は、グリシンを含む20種のアミノ酸の組み合わせで

  • asahi.com(朝日新聞社):地球への天体衝突、監視できない…NASA、予算不足で - サイエンス

    【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)が行っている地球に接近する小惑星や彗星(すいせい)を監視する活動は、予算不足で目標達成が不可能になっていることが、米科学アカデミーの委員会の調査でわかった。同アカデミーが12日、暫定報告書を公表した。  NASAは2020年までに、地球の軌道近くを通過する140メートル以上の大きさの天体の9割以上を検出できる体制を整備することが、05年の法律で義務づけられている。また、十分な体制を作れば目標達成が可能であることもNASAの研究でわかっている。  報告書によると、97年にNASAの天体監視の予算は年間約100万ドル(9500万円)あった。しかし、99年に160万ドル(約1億5千万円)の予算が計上されたのを最後に、その後の予算がなくなった。現在はほかの予算からの流用が続いている状況で、必要な数の望遠鏡を整備できないため、この目標の達成は不可能と結

  • asahi.com(朝日新聞社):星空に「寅さん」 札幌の天文家、小惑星に命名 - サイエンス

    「寅さん(Torasan)」と命名された小惑星(2の線の間)。多重露光で撮影され、二つ写っている。普通の恒星は上下に二つ写るが、小惑星は動きが異なるため斜めに写る=渡辺和郎さん提供  映画「男はつらいよ」で俳優の故渥美清さんが演じた「寅さん」が小惑星の名前になった。札幌市の天文家、渡辺和郎さんが名づけ、国際天文学連合が認めた。  小惑星「Torasan」は、寅さんファンで全作品を見たという渡辺さんが00年に発見。名前の提案権は発見者にあるが、芸能関係の名称認定は極めて珍しい。  はるか火星と木星の間の軌道を旅する「寅さん」は、残念ながら地上からは肉眼では確認できない。「見えなくても、宇宙のかなたから私たちを見守っています」

  • asahi.com(朝日新聞社):木星に彗星衝突? 南極付近に地球大の黒い跡 - サイエンス

    木星に彗星が衝突したと見られる跡=アンソニー・ウェズリーさん提供  【ジョンソン宇宙センター(米テキサス州)=東山正宜】木星に彗星(すいせい)のようなものが15年ぶりに衝突したとみられている。米航空宇宙局(NASA)が発表した。「ここ5年の惑星の出来事の中で、最もエキサイティングだ」とNASAの研究者は興奮している。  発見は19日夜。豪州のアマチュア天文家アンソニー・ウェズリーさんが、口径約40センチの望遠鏡で木星を観察中に、南極付近に黒い跡があるのを見つけた。ほぼ地球大の大きさがあった。NASAがハワイの赤外線望遠鏡で撮影したところ、近赤外線では光って見え、上空の大気が熱くなっていることが分かった。  木星には、15年前の94年7月にもシューメーカー・レビー第9彗星が衝突したことがある。この時は、小型の望遠鏡でも数週間観測できた。

  • asahi.com(朝日新聞社):土星の輪、しょっぱいかも 探査機カッシーニが塩を探知 - サイエンス

    土星を回る探査機カッシーニのイメージ図=NASA提供カッシーニがとらえたエンケラドス=NASA提供  【メキシコ市=勝田敏彦】土星に行って、その輪をなめる機会があれば、塩辛く感じるかもしれない。土星探査機カッシーニによるそんな発見を、独マックスプランク研究所などの研究チームが25日発行の英科学誌ネイチャーに発表した。  米航空宇宙局(NASA)の探査機カッシーニは宇宙に飛び交うチリを分析する装置を搭載している。観測によると、土星の輪の最外周部分に塩の成分となる複数のナトリウム塩が見つかった。  カッシーニは05年、土星の衛星の一つエンケラドス(直径約500キロ)から水蒸気と氷が噴出しているのを発見。それら噴出物の一部が土星の輪の最外周部分をつくっており、今回の発見は、エンケラドスに存在すると考えられる地底湖が、塩分を含む「海」である可能性を意味するという。研究チームは「この『海』は生命誕

  • asahi.com(朝日新聞社):高血糖、耳がピカーッ 東大、マウスで成功 - サイエンス

    血糖値に応じて光る物質が右耳に埋め込まれたマウス。紫外線を当てると光る=東京大提供  東京大生産技術研究所などのグループは、マウスの耳を血糖値に応じて光らせることに成功したと、19日発表した。この仕組みを糖尿病患者の体内に埋め込めば、負担を余りかけない血糖値センサーになる可能性がある。  東大の竹内昌治准教授(マイクロデバイス工学)らは、ブドウ糖を混ぜて紫外線を当てれば緑色に光る蛍光物質に注目。この物質を、美容のシワ取り注射に使うゼリー状物質に入れて直径約0.1ミリのビーズに加工。マウスの耳の皮膚下に数百個を注射した。  このマウスの血液中のブドウ糖濃度を高くして高血糖状態にし、紫外線ライトを当てると耳の部分が光るのが観察できた。美容で使われる物質だが、長期間の副作用がないか動物実験で調べる予定だ。  糖尿病は血糖値が異常に高くなる病気。患者は定期的に血糖値を調べなくてはならず、通常は血を

  • asahi.com(朝日新聞社):探査機「かぐや」、6月11日に月面に落下へ - サイエンス

    月探査機「かぐや」のイメージ図=宇宙機構提供  宇宙航空研究開発機構は21日、月の起源や環境に迫るため、米アポロ計画以来の大規模な観測を続けていた月探査機「かぐや」を、6月11日午前3時半ごろ、月面に落下させると発表した。任務を終えた「かぐや」は、落下直前まで地球へ観測データを送信するため、月の表側に落ちるように軌道修正する。国立天文台や東京大などは望遠鏡を使い、落下する「かぐや」の観測をめざす。  「かぐや」は07年9月、国産のH2Aロケットで月に向かった。07年12月から今年1月まで、月面から高度100キロの軌道を周回。X線や赤外線のセンサーなど14種類の装置と高精細なカメラを駆使して月の観測を続けた。その後は高度を下げて、月の磁場観測などを続けていた。  「かぐや」の観測データにより、月全体の高精度の地形図の作製や、月の裏側の火山活動の痕跡をとらえた。月の地平に沈む地球や、地球の後ろ

  • asahi.com(朝日新聞社):アシカの先祖? 新種の動物化石、陸から水へ進化裏づけ  - サイエンス

    アシカやアザラシなどの鰭脚(ききゃく)類は陸上の哺乳(ほにゅう)類が魚を求めて水に入って進化したと考えられているが、その進化を裏づける全身骨格化石がカナダの北極圏の島で見つかった。カナダとアメリカの研究者が、23日付の英科学誌ネイチャーで発表する。  見つかったのは、全長約110センチの動物化石。全体の約65%が残っていた。頭蓋骨(ずがいこつ)の形はアザラシに似ているが、長い尾と平らな指を持っており、4の脚の骨の形はカワウソに近いという。2400万〜2千万年前のものとみられている。  アザラシなど半水生の肉動物は、陸生の祖先の脚が変化したひれを持つと考えられてきた。ダーウィンは「種の起源」で、時折餌をとりに水に入った動物が適応して体形を変えていく過程を予見したが、その証拠は見つかっていなかった。ダーウィンにちなみ、化石の動物は「プイジラ・ダーウィニ(ダーウィンの若い海棲(かいせい)哺乳

  • asahi.com(朝日新聞社):宇宙技術で五輪リュージュ研究 宇宙機構・東大など協力 - サイエンス

    新しいリュージュの構造  宇宙航空の最先端技術を使ったリュージュで、狙うは金メダル――。来年のバンクーバー冬季五輪に挑む日のリュージュチームを、宇宙航空研究開発機構や東京大などが支援することになった。現在、そりの胴体に使われている繊維強化プラスチック(FRP)をカーボン素材に換え、軽量・低重心化を図る。製作は始まったばかりだが、研究者たちは「必ず間に合わせる」と意気込んでいる。  リュージュは、むき出しのそりに選手が仰向けに乗って氷上を下り、速さを競う。  そりは、人が乗るFRPの平べったい胴体と、金属の刃のついた木製の滑走部分とでできている。今回は、FRPをより軽くて硬いカーボン素材に置き換える。一方、全体の重量は規定で下限値があるため、刃やそりの部分を重くし、重心を限りなく下げて運動性を高める方針だ。  宇宙機構側はすでに今年3月、産学連携の共同研究に新型リュージュを含む軽くて強い材

  • asahi.com(朝日新聞社):発熱する脂肪、大人の体にも存在 米医学誌掲載 - サイエンス

    【ワシントン=勝田敏彦】体内であまったエネルギーをため込むのではなく、消費して熱を出す脂肪組織が大人の体にあることが、欧米の研究でわかった。やせた人はこの組織がより活性化されており、この性質を利用すると肥満解消の新しい手法になる可能性がある。米医学誌最新号に論文3が掲載され、注目を集めている。  脂肪組織には2種類ある。多くは余ったエネルギーを脂肪としてためる白色脂肪組織で、人間の新生児や寒さに弱いネズミの仲間にある褐色脂肪組織は寒いときにエネルギーを出して体温を維持する。新生児の褐色脂肪は、体を動かして体温を上げられるようになると、消えると考えられていた。  ところが、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載されたオランダチームの論文によると、健康な大人を陽電子放射断層撮影(PET)などで調べたところ、室温で見つからない活性化した褐色脂肪組織が、寒い部屋で2時間ほど過ごし

  • asahi.com(朝日新聞社):甘味感じる細胞、膵臓にも 糖尿病治療に役立つ可能性 - サイエンス

    舌にある甘みを感じる細胞(甘味受容体)が、膵臓(すいぞう)にもあることを、群馬大生体調節研究所の小島至教授と中川祐子助教の研究グループが突き止め、7日(日時間8日)、米国の科学誌プロスワンに発表した。糖尿病治療に役立つ可能性があるという。  膵臓にはβ細胞と呼ばれる細胞があり、糖を分解し、インスリンを分泌して体内の血糖値を調節することが分かっている。甘味受容体が膵臓にあることは、かつて一部の学者が唱えていたが、小島教授らは08年に研究を始め、マウスのβ細胞に甘味受容体と同じ塩基配列の遺伝子があることを発見した。  舌の甘味受容体は甘みを感じる機能しかない。だがβ細胞にはインスリンを分泌する働きがあるため、受容体への刺激が分泌を促している可能性が高いと結論づけた。  糖尿病になるとβ細胞は糖を分解せず、インスリンを分泌しにくくなる。膵臓にも大きな負担がかかる。このため事療法で糖を制限する

  • asahi.com(朝日新聞社):カエルに新たな脅威「ラナウイルス」 国内の池で初確認 - サイエンス

    海外でカエルなど両生類の減少の原因となっているラナウイルスに感染して、野生のカエルが大量死したことを宇根有美・麻布大准教授が国内で初めて確認した。国際獣疫事務局(OIE)が、報告を義務づける感染症に指定、昨年5月に世界中に注意を呼び掛けていた。人に感染する恐れはない。  宇根准教授によると、オタマジャクシからカエルに変化する途中のウシガエル数千匹の死骸(しがい)が昨年9月、国内の池で発見された。数日間、同じように死骸が見つかり、合計数万匹以上になったとみられる。死骸の肝臓と腎臓からラナウイルスが見つかった。  ラナウイルスは種類が多く、両生類だけでなく、魚類や爬虫(はちゅう)類にも感染する。オーストラリアでは、スズキやニジマスの仲間の幼魚の大量死を引き起こした例がある。国内でも感染して死んだ養殖魚が見つかっているが、今回のウイルスによる周辺の魚の大量死は確認されていない。  ラナウイルスは