かつて政府や大企業でなければ購入できなかった「コンピュータ」を、今や誰もがポケットに入れて持ち歩くようになった。それと同じ変化がこれから、あらゆるテクノロジーの世界で起きる。シリコンバレーでは最近、このような考え方が一般的になっている。 「どんなテクノロジーもいつかはエンドユーザーに普及する(Technology Eventually gets to the end user)」。そう語るのは、アメリカ航空宇宙局(NASA)航空研究本部(ARMD)のJaiwon Shin博士(写真1)。Shin博士が念頭に置くのは、ドローンのような無人航空機(UAV、Unmanned Aerial Vehicle)だ。 空の交通はこれまで、政府や軍、航空会社といった限られた組織だけが関与する世界だった。しかし最近は低価格なUAVが実現可能になり、米Amazon.comや米Googleといった新規参入者がU
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