なぜ、同じ「経営」をテーマとしながらも、経営の実務と学問としての経営戦略の間には、これほどまでに大きな隔たりが存在するのか。本連載では、長く実務の世界に身を置きながら、学問としての経営学を探究し続ける、慶應義塾大学准教授の琴坂将広氏が、実務と学問の橋渡しを目指す。第5回は、外部環境から経営戦略を考える流れがいかに生まれたのかを、マイケル・ポーターによるファイブ・フォース分析を中心に考える。ポーター理論の原点はどこにあり、いかなる発展を遂げたのだろうか。 連載「経営戦略を読み解く〜実務と理論の狭間から〜」の一覧はこちら。 前回は、「経営戦略の父」と称されるイゴール・アンゾフの登場から、コンサルティング会社やビジネススクールの台頭に触れ、マイケル・ポーターのファイブ・フォース分析が初めて登場した論文までを紹介した。 今回は、「ポジショニング・スクール」とも呼ばれる、ポーターの競争戦略の原点を追
![外部環境分析:ポーターのファイブ・フォース分析から考える | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5375b63d827d8da52cc0d70f7b30a05335913c89/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fdhbr2.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2F9%2F-%2Fimg_79599a2d5389b193bbccf88560487b7c42781.jpg)