企業やそこで働く人々にとって、日常的に行われる会議の議事録作成は、大きな負担となっている。その手助けとなる自動議事録作成ツールは、多くの企業が開発し販売しているが、一般的な置き型全指向性マイクを使用し複数人の会話を収録すると、話者の識別が困難なため、音声の認識率に悪影響を及ぼし、また、一人ひとりにマイクを用意すると、装着の煩わしさやコストの増加などの問題が発生する。 これらの問題を解決すべく、NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)とNTTテクノクロス株式会社(NTT-TX)は、NTTメディアインテリジェンス研究所の技術を活用して開発した世界初となる多指向性小型マイクロフォンモジュール(Voice Compass Direction Module)とアプリケーションの開発に必要な開発者用マニュアルをセットにした「Voice Compass Developer Kit」を、2020