クラウド需要の高まりを背景に、データセンターの新設は2023年以降も続く。日経コンピュータがデータセンター事業を手掛ける約40社に対し、2023年から2025年にかけてのデータセンターの新設・増設の予定を調査したところ、「予定がある」と回答した企業は16社あった。 新設・増設の予定があり、名前や所在地が判明している施設数は19件。うち東京都、神奈川県といった東京圏での予定は11件、大阪府・京都府といった大阪圏では6件と、この2エリアで9割を占める。 一方で東京圏・大阪圏以外にデータセンターを分散化させる動きも進む。アット東京は北海道に「北海道第1センター」を新設するほか、九州電力グループのQTnetは福岡県に開設済みの「QTnet福岡第3データセンター」の増床を予定する。 政府も情報システムのレジリエンス(復元力)強化と電力負荷平準化のため、首都圏など特定エリアにデータセンターが集中する現