M1 MacではRosetta 2を使って x86, x86_64 (以下x64) のIntelアプリやライブラリを実行できるのは有名だが、ターミナルを切り替えて使うことで、ARM非対応のツールやライブラリを使ってIntel版の開発を進めることができ、かつARM版と共存させることができる。 ARMとIntelのターミナルを切り替えて使う記事は既にあるものの、2021/2/5にARMに正式対応したHomebrew 3.0.0以前の記事しか見当たらず、Homebrew 3.0.0以降の正式対応後の手順と設定を改めてまとめてみることにした。 iTermをインストール デフォルトのターミナルでも良いのだけれど、後述の見た目を分けることができなかったり、名称変更後のターミナルがSpotlightで呼び出しにくいなどで不便が多いので、iTermをインストールしている前提で以下説明する。 Intel版