赤ちゃんの『おくるみ(スワドリング)』に関する話題をSNSで見かけるようになりました。 多くはおくるみの『リスク』を指摘されていますし、私もおくるみを勧めていません。 しかし、『昔、おくるみを医師に薦められたし、なんだかよく寝てくれるような気もします』という方もいらっしゃるでしょう。 この、おくるみに対する考え方には歴史が関連していると思われます。そこで今回は、おくるみへの考え方の変遷に関して簡単に解説してみたいと思います。 『おくるみ』が赤ちゃんの睡眠の改善に有効とする研究結果がある Photo AC おくるみは古くから行われている赤ちゃんのケアのひとつですので、さまざまな商品を見かけることもあるでしょう。 そして2005年から2007年に、おくるみは赤ちゃんの『睡眠』『夜泣き』などに有効かもしれないという報告がなされたのです[1][2]。 特に、2005年の米国小児科学会雑誌に報告され