記事一覧 もんじゅ落下装置、詳しく調査へ 年度内稼動は厳しく (2011年6月24日午後6時59分) 原子炉容器内から引き上げた炉内中継装置を収納したじゃばら式の専用容器=24日午前5時5分ごろ、敦賀市のもんじゅ(原子力機構提供) 日本原子力研究開発機構は24日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、原子炉容器内に落下していた炉内中継装置の回収を終えた。昨年8月以来、原子炉容器内に大型の構造物が落ちたままになっているという異常な事態は解消された。 原子力機構は今秋には復旧作業を終えたいとしている。2011年度内の40%出力確認試験を目指しているが、福島第1原発事故を受け厳しい環境にある。 原子力機構によると、引き抜き時の観察では、既に確認している同装置の継ぎ目以外に異常はみられなかった。継ぎ目を留めている8本のピンは付いていたという。回収した同装置本体を7月から詳しく調べ、原子炉に