10年以上がんばったけど慢性腎不全に。芸人をつづけるために移植を決意 ──久保田さんの病気のことについて、お伺いできますか? 秋本 それが一番の山場でしたからね、僕らの。 久保田 最初は、19歳のときに痛風が出たんです。朝起きて激痛で、その日の仕事はすぐキャンセルして。僕はよくいう「贅沢病」だなって軽~く考えていたんです。そしたら痛風の頻度がどんどん増えてきて。 引っ越しのタイミングで別の病院に診てもらいに行ったときに「うちじゃ診れないので、専門の病院に行ってください」って言われたんです。俺そこで、やっと「あれ?」ってなって。で、専門院に移動して、そこから10年通うんです。その当時24、5歳くらい。 その通院中に「慢性腎不全です」っていう診断を受けました。でも「慢性的でしょ? じゃあまだ腎不全ではないんだ」って思って、毎月定期検診に行って数値もキープしてがんばってたんです。でも10年目に突