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2009年7月6日のブックマーク (3件)

  • 科学技術は役立たず、環境を壊すという教育 - 岡田克敏

    毎日新聞6月27日の「発信箱」に興味深い話がありました。筆者は科学環境部の記者です。初めの部分を紹介します。 『高校に出前授業に出かけた研究者がため息まじりに話してくれた。 「科学技術が役に立っていると思う人?」と生徒に聞いたら、しばらくして半分ぐらい手が挙がった。「科学技術が環境を壊していると思う人?」と聞いたら、間髪入れず全員の手が挙がったという。「若者は科学技術より環境を大切に思っているんですね」 事実、公害は科学技術を支える企業活動が生んだ。しかし科学技術は環境問題の解決にも貢献するはずだ。それをすんなり受け入れられないのは、大人たちの言動にどこかウソっぽさを感じ取っているのではないか。 高校生でない私でも納得いかないことは多い。省エネを叫びながら、消費電力の多い大型テレビほどエコポイントがつくのはなぜか。ためたポイントでガソリンが買えるのは変だ。化石燃料使用を減らせと言いつつ、高

    科学技術は役立たず、環境を壊すという教育 - 岡田克敏
  • 官僚たちの夏 - 池田信夫 blog

    TBSで『官僚たちの夏』という連続ドラマが始まった。多少は皮肉をまじえているのかと思ったら、原作以上に産業政策バンザイで驚いた。いまテレビ番組をつくる世代には、あの時代の失敗の体験が受け継がれていないとすると、困ったものだ。 城山三郎の原作(1975年)は、佐橋滋という実在の通産事務次官をモデルにしたもので、私の世代には、この小説に感動して大蔵省を蹴って通産省に入った学生もいた。小説はかなり史実にもとづいているが、このドラマは冒頭に出てくる「国民車構想」からして完全なフィクションだ。通産省がそんな事業を推進した事実も、そういう自動車が試作された事実もない。むしろ自動車は、失敗だらけの産業政策の中で役所が干渉しなかったから成功した数少ないケースだ、というのがポーターなどの評価だ。 原作の中心になっているのは、1962年に佐橋が立案した特振法(特定産業振興臨時措置法)で、企業の合併などによ

  • 大人の流儀のようなもの - koichiro516の日記 - Land of Hope and Dreams

    就活セミナーなるものにパネリストとして引っ張り出された。初めて東大郷キャンパスへ。研究畑にいれば学会・研究会などで一度くらい足を運びそうな場所だが、なぜか今回が初めて。 セミナー主催者の会社のウェブサイトを見ても、なんだかよく訳のわからない会社でどうしたものかと思ったが、話を持ち掛けてきたのは同業のM氏。彼とのパネルならば面白そうなので行ってみた。M氏と二人で、就活中の学生さんからの質問を時には掛け合いをやりながらこなす。お互い今は新規事業開発に関わっているということで、M氏の受け答えに垣間見える姿勢に共感したり、そういう考え方もあるかと気づいたり。 しかし、こういうおじさんの話は、就活中の学生さんにとってはあまり重要ではないのである。一つ前の就職内定者と学生さんたちとの質疑応答のセッションに比べると、会場の熱気がまったく違う。1時間のディスカッションが終わり、M氏とキャンパス内のカフェ