丁寧な保護者対応に好感 前回に続き、第2回「大学の実力」調査結果に対する読者の評価を。 保護者は概して好意的だ。今春まで中国地方の公立大に息子を通わせていた母親は、一般教養の授業が物足りない、食堂・購買所がお粗末……と欠点を指摘しながらも、教員を交えた三者面談で様子を聞けて「安心できた」という。大学は学生支援に関する総合自己評価を「A」としたが、この母親も同じ評価だった。 自己評価「C」の近畿地方の私立大の場合、現役学生の保護者の方が「A」をつけた。ポイントはここも保護者対応。大学の体制や就職活動の詳細を保護者会などで「丁寧に助言し、支援してくれた」と感謝する。保護者会を開く大学は「一部の学部で実施」も含めて8割以上。背景には保護者のニーズがあるようだ。 一方、キャンパス周辺の目は厳しい。近畿地方の別の私立大の話。近所の元会社員は大学前の現金自動預け払い機を利用するたび、紙くずが床一面に