城下町が歴史好きの女性を引きつけている。「歴女(れきじょ)」と呼ばれる彼女たちは戦国武将への憧れから城下町を訪れ、ご当地の食や芸術にも触れて街歩きの楽しさを再発見している。「歴女1000人」に城下町の魅力を聞いた。1位 京都市酒と幕末の伏見 790ポイント 「平安京」など古都のイメージが強い京都は「城下町として発展した地域もある」(京都市観光協会)。伏見は大阪や近江と陸路や水路でつながる要衝で、豊臣秀吉が伏見城を築き商業が栄えた。「伏見の酒」が発展したのもこのころで、今も酒蔵が立ち並び往時をしのぶことができる。坂本龍馬ゆかりの旅館「寺田屋」など幕末の名所は女性ファンでにぎわう。 世界遺産の二条城は徳川家が建造したものだが、以前には場所は違うものの織田信長の二条城などがあった。信長の二条城は本能寺の変の際に焼失した。▼歴女のひと言錦市場…「老舗が集まる市場で、京野菜など地元ならではの食材も買