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ブックマーク / founder.hatenadiary.org (7)

  • 『地図で読む未来世界』 - 成毛眞ブログ

    2033年 地図で読む未来世界 作者: ヴィルジニー・レッソン,VIrginie Raisson,田中裕子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/06/08メディア: 大型 クリック: 9回この商品を含むブログ (6件) を見る著者のヴィルジニー・レッソンは国境なき医師団の理事も務めている地政学者だ。フランス人女性である。これまで著書は2007年に草思社から『地図で読む世界情勢』が、2009年に河出書房新社から『地図で読む世界情勢―衝撃の未来』が、それぞれ2部構成で出版されている。この4冊ともに世界地図をいろいろな方法で色分けをして世界情勢を説明するものである。 草思社版の第1部は「アメリカ大陸、世界覇権への道」「中東はいかにして世界の火種になったか」「アジアをいかに読み解くかの5章。第2部は「戦争の論理」「持続不可能な発展」の2章。どの章もじつに興味深いのだが、たとえば第2部の

    『地図で読む未来世界』 - 成毛眞ブログ
  • 『フクロウ』 新刊ちょい読み - 成毛眞ブログ

    フクロウ ─ その歴史文化・生態 作者: デズモンドモリス,伊達淳出版社/メーカー: 白水社発売日: 2011/11/25メディア: 単行 クリック: 10回この商品を含むブログ (3件) を見る文204ページなのに体2600円という高額。それもそのはず紙質も印刷も素晴らしい。図版も写真も素晴らしい。装丁・デザインも素晴らしい。棚に置いておきたくなるの筆頭だ。デズモンド・モリスといえば1967年刊の『裸のサル』だが、書は2009年刊行。円熟のモリスは1928年生まれの動物行動学者。じつはシュルレアリズムの画家でもある。書は「古代のフクロウ」「エンブレムになったフクロウ」「ユニークなフクロウ」などの10章で構成される博物誌だ。「フクロウとしての自画像を入念に見るピカソ」とか「威嚇するアメリカワシミミズクの写真」とか、いやはや読まなくても見ているだけで楽しいだ。

    『フクロウ』 新刊ちょい読み - 成毛眞ブログ
  •  『チェンジング・ブルー』 - 成毛眞ブログ

    チェンジング・ブルー―気候変動の謎に迫る 作者: 大河内直彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/11/27メディア: 単行購入: 6人 クリック: 52回この商品を含むブログ (24件) を見るこのブログにおけるサイエンス・ノンフィクション部門で年ナンバーワンのである。しかも著者は日人なのだ。日人がこのような格的なサイエンスを書けるとは思ってもいなかった。英訳されれば外国でも間違いなく売れるだ。スムーズな章立て、快適なスピード感、語り口のうまさ、膨大で正確な知識、非センセーショナリズム、過不足のない図版、丁寧な注釈と索引、どれをとっても素晴らしいのひと言だ。 巻末の人名索引で紹介されている科学者は65名。注だけで37ページ、図版出典一覧は別立てで6ページもある。ちなみに文は344ページである。価格は2800円。これは当にお買い得だ。興奮しすぎて、何のなのか

     『チェンジング・ブルー』 - 成毛眞ブログ
    tal9
    tal9 2011/11/15
    1.スムーズな章立て 2.快適なスピード感 3.語り口のうまさ 4.膨大で正確な知識 5.非センセーショナリズム 6.過不足のない図版 7.丁寧な注釈と索引
  • 『BRUTUS 6月1日号』 - 成毛眞ブログ

    BRUTUS (ブルータス) 2011年 6/1号 [雑誌] 出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2011/05/16メディア: 雑誌購入: 6人 クリック: 299回この商品を含むブログ (42件) を見る好きにとってこの号は間違いなく買いだ。特集は「屋好き。」記事の1目「わざわざ行きたい新しい屋のカタチ」では品川駅ecuteの「PAPER WALL」、下北沢の「DARWIN ROOM」などの屋を紹介している。 続いての記事は「なぜ、京都の〈恵文社一乗寺店〉は、わざわざ全国から客が訪れる屋なのか?」。店内の写真に見入ってしまう。もはや屋そのものが出版物である。面陳(表紙を見せる陳列)と棚刺し(背表紙を見せる陳列)の絶妙な組み合わせ、新刊と古書、文庫と単行の並列など、見開き3ページだけで15分ほどかけて、なめるように見てしまった。 それ以降の記事もとても面白いのだ

    『BRUTUS 6月1日号』 - 成毛眞ブログ
    tal9
    tal9 2011/05/24
    フラグ立て乙、早期の回収を期待しています!
  • 『ウォールストリート・ジャーナル式 図解表現のルール』 - 成毛眞ブログ

    ウォールストリート・ジャーナル式図解表現のルール 作者: ドナ・ウォン,村井瑞枝出版社/メーカー: かんき出版発売日: 2011/04/09メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 77回この商品を含むブログ (22件) を見る戦略コンサルタントにとっては「いまさら」感があるかもしれないが、図解表現の基をウォールストリートジャーナルのグラフィック部門の責任者が解説しただ。基だから、いまウケている、すなわちすぐに古臭く見えてしまうようなテクニックは紹介されていない。WSJだから、USA Today的なフルカラーの図解も扱っていない。 たとえば円グラフの項では、パイの一部分を切り離すような特殊効果や3次元効果は使わうべきではないと断言する。家やヒトのアイコンを使って量の比較をする場合、部分的なアイコンは使うべきではなく、縮小拡大もダメだとする。 当たり前のようなことなの

    『ウォールストリート・ジャーナル式 図解表現のルール』 - 成毛眞ブログ
    tal9
    tal9 2011/05/11
    これは結構良かった。会社に寄贈するか
  • 我が家の放射能対策 - 成毛眞ブログ

    3月21日現在の我が家の放射線対策についてご紹介しておこう。 我が家は81才のおばあちゃん、56才の夫婦、24歳の娘の4人構成である。他の東京に住む家庭と同じように、特別なことはしていない。ただし、娘には一日に一回くらい「都こんぶ」1枚か、昆布の佃煮2−3枚か、ひじきの煮つけなど、なんでもよいから気休め的にヨードが入っていそうなものをべるように指示してある。それだけである。 娘になんらかの昆布をべるように言っている理由はヨード131という放射性物質を体内に取り込まないようにするためだ。この物質が甲状腺に溜まると、放射能を出し続けるため、甲状腺がんになることがある。しかし、実際に甲状腺がんになるのは、40才以下の人らしい。おばさん、おじさん、おばあさん、おじいさんは関係ないのである。しかし、昆布の佃煮を白いご飯に久しぶりにのせてべると美味しいので、ここ数日はみんなでべている。 専門家

    我が家の放射能対策 - 成毛眞ブログ
    tal9
    tal9 2011/03/28
    「買ったままのホウレンソウをそのままバリバリと生で食べたい人は別の対策が必要かもしれないが、そのような人は別の病気かもしれない。」w
  • 『キュレーションの時代』 産経新聞 2月19日号 書評欄掲載 - 成毛眞ブログ

    キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書) 作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/02/09メディア: 新書購入: 57人 クリック: 2,260回この商品を含むブログ (201件) を見る 著者は冒頭で、書のタイトルにもなっている「キュレーション」の定義をしている。すなわち「無数の情報の海の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新しい意味を与え、そして多くの人を共有すること。」だ。 この機能がツイッターやフェースブックなどのソーシャルメディアに組み込まれることで、とりわけメディアや広告業界を取り巻く環境は大きく変わるのだと、未来予測をしてみたのが書である。 このように紹介すると、凡百のネット評論のように聞こえるかもしれない。しかし、書は膨大なコンテンツを、まさにキュレーションしながら紹介することで、じつに

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