番組制作費の激減が各テレビ局を悩ませている。原因はCM収入が大幅に減っていることによるものだが、最近ではCMそのものにも不況の影が顕著に現れるようになってきた。あるCMに使用されていた楽曲が、ネット上に落ちているフリー音源だったのだという。CM制作関係者が語る。 「さすがにゴールデンではこういったコマーシャルが流れませんが、深夜放送になるとCM自体の制作費も削っているため、流れる音楽にフリー素材を使用している場合も少なくないようです。制作の立場からすると、いくらなんでもフリーを使うのはどうかと思いますよね。コマーシャルでは音響の効果は高いですから、『それはないだろう』と仲間内で笑っています。まぁ、明日はわが身かもしれませんが……」 さらに、制作費の大半を占める出演費を節約するためタレントの起用を控えている企業も増えている。地方局ではなおさら状況も厳しく、コマーシャルのレベル低下が著しいとい
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すでに多くのメディアが報道しているように、昨日の文化庁 私的録音録画小委員会にて、ダウンロード違法化という結論が出されたようである。 そもそもこの委員会自体、かなり恣意的な生い立ちを持っている。05年の法制問題小委員会では、補償金は廃止を含めて検討という結論が出たにも関わらず、その結論をなきものにするために登場した。その懸念はすでに06年の段階で、委員となった津田大介も僕も懸念していたことである。 そもそも名前からする通り、本来ならば補償金の行く末を考える委員会であるのに、補償金に関することは何も決まらず、決めたことと言えばなんの実効性もないダウンロード違法化のみであるわけだから、結局この委員会は本来の機能を果たすことなく終わるわけである。 そのダウンロード違法化だが、そもそもMIAUが立ち上がったのは、この提案に反対するためであった。先日1年目のエントリーを書いたばかりだが、当初の目的が
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
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オンラインDVDレンタルサービスのNetflixが同社サービス加入者に対してオンラインストリーミング配信サービスを追加料金なしで提供するのにご熱心だよ、というお話は何度かこのブログでもしてきたのだけれど、この度、Netflixはその配信サービスにCBS、Disneyのコンテンツを加えることになった、というお話。 Wall Street Journalでは、こうした動きをNetflixがテレビ番組、映画がオンライン配信されるような時代を見越して、本業であるオンラインDVDレンタルからのソフトランディングを図っているとみている。 これまでオンラインビデオ配信はなかなか混迷を極めていて、オンラインビデオ販売をiTunesにて開始したAppleはそれほど成功を収めることができず、オンラインビデオレンタルを導入し巻き返しを図ろうとしており、また、この市場にはAmazonも進出してきている。その一方で
つい先日、興味深い話を聞いた。ある大学の授業で「デジタル・コンテンツ・ビジネス」というテーマで小論文を宿題として書かせたところ、同じような内容の小論文ばかりが集まったという。その原因を調べたところ、「デジタル コンテンツ ビジネス」のキーワードでググると上位に来る私の過去のエントリーの内容がほぼ丸写しにされていたという。 日本の学生の勉強に対する態度なんてそんなものなのかも知れないが(それはそれで憂うべき話だがその話は別の機会に)、少し心配になるのがどんな気持ちでその手の「コピペ」をしているのか、という点である。確信犯的に「徹底的に手を抜きたいからコピペしているだけ」ならまだ許せる。私が問題視するのは「自分で考える前にまずググる」習慣であり、「ググれば答えが見つかるにちがいない」という錯覚である。 暗黒時代とも呼ばれる中世ヨーロッパで科学の進歩があんなにも長い間低迷した原因の一つは、あの時
当協会では、2月19日に日本レコード協会が発表した正規音楽配信を識別すると主張するマーク、いわゆる「エルマーク」について、マークの存在が日本レコード協会に関係する権利の適正配信を示したとしても、それ以外の無数の権利者について何を示すものでもあり得ないと主張してきました。すなわち、マークがないことが即違法サイトであることを示すものでないことはもちろん、マークがあったとしても、日本レコード協会に関係しない他の著作権等を侵害していないと保証はできないことから、マークの存在が適法配信であることをも保証できない、ということです。 これについて、日本レコード協会はマークの解説ページで「マークがないサイトは全て違法配信サイトですか?」という質問を載せているにもかかわらず、この疑問に正面から答えていないという点を指摘したところです。 正規音楽配信を識別するという目的の日本レコード協会が制定したマークについ
日本最古にして最大級の芸能事務所、吉本興業。ジャニーズ事務所と並び、「地上波放送で所属タレントを見かけない日はない」とまで言われるコンテンツの源泉であり、また、近年ではCS系放送局「ヨシモトファンダンゴTV」を運営、自らコンテンツ制作から発信まで携わるなど、コンテンツホルダーとしての範囲を広めている。 放送サービスの優位性を理解し、効果的なプロモーションとして活用する一方、ネット配信にも積極的な姿勢を見せる。2007年8月にはYouTube日本語版の国内パートナーとして名乗りをあげ、同年11月末からはニコニコ動画内に「よしよし動画」を立ち上げた。 地上波放送局にとっては番組制作に欠かせない有力権利者でありながら、その地上放送局が敬遠しているようにも映るコンテンツのネット配信にも意欲を見せる。ただ、コンテンツのネット配信は著作権問題や通信業界および放送業界の構造的問題など、多数の問題点が指摘
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