1日に日本国内で流通している情報の量は、DVDにして2.9億枚(情報通信政策研究所調べ・平成21年度)。1日で2.9億枚ということは、1か月で87億枚、1年で1044億枚と、まあ、とてつもない量の情報が巷にあふれているという計算になります。当然、情報の中には、有益なものがある一方で、全く役に立たないものもある。莫大な情報のなかから、どうやって有益な情報を見極め、活用していけばいいのでしょうか。 人気ジャーナリスト池上彰氏の新刊『考える力がつく本~本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門』(プレジデント社刊)から、「情報を見極める力」を学んでいきましょう。 新聞は、「朝はざっくり、夜はしっかり」読む 「情報を得る」という意味では、新聞が非常に有益なツールであると池上氏は言います。 自称「新聞中毒」だという池上氏。現在、8紙の新聞を毎日自宅で読んでいるそうです。新聞の魅力は「ノイズ」。つ