一般的には若ければ若いほど体力があって、運動能力も高いと思われがちだ。だが年齢を重ねても20代の頃のパフォーマンスを維持するどころか、さらに進化を続けているランナーが数多くいることは前回の記事で紹介した。 その一方で、早ければ30歳ぐらいから既に加齢による体力の伸び悩みや劣化に悩む人がいることもまた事実だ。最近疲れやすくなった、昔のように走れなくなった、無理して走ったら足が攣った。そんな人はもうトシだから仕方ないとあきらめてはいないだろうか? 30代でも(40代でも50代でもあるいは80代でも)、トレーニングをすることによって体力も筋力も向上させることは可能だ。問題はその方法。若い頃と同じようにトレーニングするのは無理であるし、あえて無理をするとケガをする。 それに多くの人にとって、30~50代は一生のうちで最も忙しい年代にあたる。仕事もあれば、家庭もある。時間と体力を無制限にトレーニング