皆さん、先日の記事には様々な応援コメントやメールを頂きありがとうございました。 なんだか、改めて肩書きの重さをずっしりと感じてしまっている今日この頃です。 いただいた質問に対する回答や御礼のエントリーも書きたいのですが、重いエントリーが続いてしまうので今日は閑話休題。 かなり昔に書いた「Wii Musicにみる音楽の本当の楽しみ方と、逆転の発想」という記事にもらった、カイさんの「自由だけど自由じゃないWii Musicインプレッション」という記事に返答しようしようと思っていてできてなかったのを、今更ながらエントリーしたいと思います。 カイさんの記事は、ようは僕の記事だけ見るとWii Musicが「子供がリモコンを振って音を楽しむ」だけの自由なゲームに見えちゃうけど、実は「レッスンを受けて自分でセッションを作り出せる」奥が深いゲームですよ。という指摘で至極納得です。 というか、実は、この当時
「コミュニティ・オブ・プラクティス」は、共通の専門スキルによって非公式に結びついた人々の集まりの可能性について書いた書籍です。 2002年に出版された本で昔に読んでいたのですが、あらためて読んでみたので書評抜き読書メモを公開させて頂きます。 この本で描かれているのは共通の専門スキルやコミットメントによって非公式に結びついた人々の集まりである「コミュニティ・オブ・プラクティス(実践コミュニティ)」という概念。 ソーシャルメディアというフレーズが一般的に使われる前に書かれた本ですが、まさにソーシャルメディアによって容易になった組織や企業の壁を越えたコミュニティの可能性について考察されている本だと言えます。 2002年の本という意味で、ある意味古典とも言える本ですが、ツール以前のコミュニティのあり方について考えてみたい方には参考になる点がある本だと思います。 【読書メモ】 ■実践コミュニティとは
5月21日に開催されたTEDxTokyoに参加してきましたので、今更ながら感想をまとめておきたいと思います。 TEDxTokyoについては二年前に書いたことがありますが、TED(Technology Entertainment Design)というプレゼンテーションイベントの東京支部イベントです。 正直、今年は3月11日の大震災があった関係で、TEDxTokyo自体開催されないんじゃないかと心配していたんですが、実際には震災を様々な視点から振り返るという意味で象徴的なイベントとなりました。 従来TEDのプレゼンテーションというのは、なにかしら世界を変えようとしている技術であったり芸術であったり教育であったりという活動が多く、TEDxTokyoもいわゆる社会貢献とか社会起業的なテーマが多くあるのが一つの特徴だったと感じています。 (個人的にも大好きな、プレゼンテーション ZENのガー・レイノ
「クラウドソーシング」は、ワイアードのエディターのジェフ・ハウ氏が書かれたクラウドソーシング考察の書籍です。 献本を頂いていたのですが書評を書けていなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。 昨日の日経ビジネスオンラインのコラムにも書きましたが、クラウドソーシング的な取り組みはこれまであまり日本では機能していなかった印象がありますが、今回の震災で少し雰囲気が変わってきた気がします。 昔同名の「クラウドソーシング (バリー・リバートほか)」という書籍も紹介しましたが、あちらの本が事例集的な位置づけだったのに対し、こちらの書籍はクラウドソーシング現象自体の考察本という位置づけです。 これからの日本におけるクラウドソーシングの可能性を真剣に考えたい方には参考になる点がある本だと思います。 【読書メモ】 ■クラウドソーシングは、産業時代を席巻していた流れ作業方式をよしとする思想、フォーデ
「自分ごと」だと人は動く、は、博報堂DYグループエンゲージメント研究会が出された書籍です。 献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。 広告やメディア業界がインターネットによって大きな変化を受けるというのは良く言われている話ですが、この書籍では大手広告代理店である博報堂DYグループならではの視点で市場の変化について考察されていますので、現在の変化の本質について考察したい方には参考になる点がある本だと思います。 【読書メモ】 ■網衆(もうしゅう) 人間は一人一人の存在であって、それが他の人とネットワーク的につながっている状態 ■メディア環境の変化 ・情報量の増大 ・いつでも、どこでも情報が手に入る ・誰もが情報の編集者 ■レッテルからタグへ レッテルは一度貼られたら、なかなか剥がすことができません。 タグは取ることもできる軽い札。また一人につき、何枚でも自由にぺたぺたと貼れる。
「ウェブはバカと暇人のもの」は、タイトル通りインターネットの限界について考察している本です。 正直、タイトルの煽りがきついので、あまり読む気にならなかったのですが、先日の梅田さんのインタビューにも出てきていたのもあり、反対意見も知らずに「日本のウェブの残念度を下げるために、私たちができそうな7つのこと+α 」のような楽観論ばかり書くのも問題な気がしたので買って読んでみました。 著者自身が冒頭で言及しているように、基本的にはこの本は、梅田さんの「ウェブ進化論」、佐々木さんの「グーグル」、岡田さんの「ネットで人生、変わりましたか?」あたりへのアンチテーゼという位置づけにある本です。 この本を書かれた中川淳一郎さんは、元博報堂出身で、現在はニュースサイトの編集者をされている方。 そう言う意味では、博報堂側でテレビの影響力も体験しており、ニュースサイトというネットの現場での実体験もされているわけで
「突き抜けろ!限界論 OBIIミーティング」を開催しますを読んで。 今日開催されるOBIIのイベントでパネラーをさせていただくことになったのですが、おそらくメンツ的にそんなに話す時間はないと思うので、個人的な思いをブログに書いておこうと思います。 (本当は前回の記事のすぐ後に書く予定だったのが、ノロウィルスあけでインフルエンザにかかってしまい、ダメダメな12月を過ごしてしまったというのが実際のところですが) 先日のRTCカンファレンスでパネラーをさせていただいた時にも、ちょろっと話しましたが、私が今の仕事に携わるようになった上で、忘れられない言葉があります。 「私たちはインターネットからたくさんの物を得ているんだから、 インターネットに何かを還元する責任があると思うんですよ。」 日本技芸の御手洗さんに言われた言葉です。 RTCカンファレンスでもつい喋ってしまって、kwmrさんにもブログに書
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く