大将がうちに来て二日が経ちました。 大将が焼いてくれる肉、野菜、魚。 どれも美味しい。スラムにいた頃が嘘の様な食生活。 そんな大将と二日過ごして”弱点”が見えてきました。 それは「しまえない」事です。 大将は生活をあっという間に蝕んでいきます。 朝はパン。昼はアジ。夜は焼き鳥。 明日も大将は食材を美味しく焼いてくれるんだろうな。 そう思うと箱に一旦しまって戸棚にいれるタイミングが来ないのです。 振り返るとそこにいつも大将の目があるんです。 凄いです大将は。強くて、クールで度胸もある。初めての焼肉も美味く焼くし、今度はチャーシューの炙りまで。 その大将の目が聞いてくるんです。 「オルガ、次は何を焼けばいい。次はどんな食材を焼かせてくれるんだ」 ってな、あの目は裏切れねえ。 カセットコンロやホットプレートの様にたまに出しては箱に入れて戸棚にしまう。 そういった運用を考えている方にはオススメでき
母方の祖母が亡くなって、ひと月経った。四十九日の法要が近づいている。 極々簡単にプロフィールをご紹介いたしますと、祖母は東京生まれ東京育ち、姉妹揃って気が強かったそうだ。田舎へ疎開してきて祖父と結婚した。 両親が共働きだったため、幼い頃はこの祖父(小言担当)と祖母(小言担当)が面倒を見てくれた。 母の味と言われると特に思いつかないのだが、祖母の味と言われれば煮物やらオムライスやら色々出てくる。 特にきんぴらと煮物は習っておけば良かったなあと思っている。 祖母は骨折とインフルエンザが引き金で、10年近く寝たきりだった。ここ数年は痩せて縮んでしまって、話もできない状態だった。 ちなみに祖父はその2年後、盛大に転んで老人ホームに入っている。 臨終に駆けつけてみると、本当に臨終だった。ああ、もう数日中には死んでしまうのだなと思った。 父は持ち直すかもなどと言っていたが、こりゃ無理だろうと思った。数
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