人工知能(AI)が本当の意味で身近で便利なツールになるには、人間にとって「信頼できるかどうか」がカギ。Microsoftは「信頼できるAI(Trusted AI)」を掲げ、その要素として「FATE」が重要だとする。4つの要素が含まれるという「FATE」とは? 米Microsoftのデイヴィッド・ハイナー氏が来日し、Microsoftが考える「信頼できるAI(Trusted AI)」の現状や課題、そして今後の展望などについて説明した。 同氏は、法務部門において、プライバシー、通信、人工知能、アクセシビリティ、オンラインセーフティ分野規制関連などを担当。人工知能に関しては、ポリシーフレームワークの開発を推進する役割を担っている。 人工知能は人間の能力を拡張する技術 人工知能が社会に貢献する事例の1つとしてハイナー氏が挙げたのは、ヘルスケア分野での活用だ。 例えば人工知能は、X線で撮影された画像
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