冷凍肉は、低温でゆっくりと解凍するのが原則です。この目的は、肉のうまみとなっている肉汁が急に流れでないようにするためです。 仮に、冷凍肉を夕食の材料に利用する場合は、肉の大きさ、季節によっても違いますが、前日の夜か当日の朝のうちに冷蔵室に移し、ゆっくり解凍してください。良くない解凍の方法としては、室温に放置するとか、流水や温湯に浸けることです。いずれの場合も肉の風味やうまみを損なう原因となります。 料理の目的にもよりますが、なるべく半解凍の状態で、調理するのが良い方法です。煮込み用の角切り肉は、このシャーベット状態のものを利用するに限ります。半解凍状態なら肉汁も流出することなく、煮汁の中にうまみが溶け込みおいしく利用出来ます。また、薄切り肉をしゃぶしゃぶにする場合も、同様に肉汁のロスを心配する必要がありません。ただし、ローストビーフやステーキに利用する肉は、うまみが流出しないようにゆっくり