店主自らが猟を行う“究極の産直” ジビエとはフランス料理での用語で「狩猟肉」のこと。ジビエ料理は普段なかなかありつくことができない。今回取材した「ジビエ料理 アンザイ」は、筆者がたまたま友人の食事会で連れて行ってもらったお店。誘われて行ったこのお店は、よくあるジビエを売りにするお店とは違った趣きで、店主の懇切丁寧な解説あり、実にこだわりにあふれた空間だった。 ズバ抜けた個性の一因として、店長の安西さんは料理人であり、現役の「猟師」であること。本人が狩猟してきたイノシシやシカなどを、血抜きなどの処理をして新鮮な状態で都内のお店まで運ぶ。そして簡素な料理法で肉本来の旨味を引き立てたコース料理を提供する。 こういったお店は他にもあるのだろうか……? ▲コース料理を出しながら素材に対する説明を店主がする、独特な営業スタイルで話題に事欠かない! 出てくるメニューは「イノシシの肉片に塩コショウをかけた