「安倍派壊滅」パーティー券疑獄で視界不良の「ラピダス」 実績なきベンチャーの後ろ盾は安倍派。米政権交代で技術にも不安。急増する懸念材料。 2024年2月号 BUSINESS 「相当におかしいと思いますよ。工場を造るというのは喜ばしいけれど、肝心の売り先が全く見えてこない。コストは度外視しているに等しい。あれは本当に会社なんですかねえ」 生命線の「安倍派」先細り 次世代半導体の開発・製造を目指しているベンチャー企業で、北海道千歳市に巨大工場を建設しているラピダスの先行きをいぶかる声が、地元北海道で広がっている。冒頭は工場建設地周辺のインフラを手掛ける事業者の声だ。ラピダスを巡っては総額5兆円の投資などという見せ金が一人歩きしている。それもあって地域経済が浮足立っているため、地元インフラ事業者は警鐘を鳴らすのだ。「政府の全面的な支援がなければ、ラピダスは今日明日だっておぼつかない。そんなリスク
唐突感のある社長交代劇になった。 総合化学大手の三菱ケミカルグループ(以下、三菱ケミカルG)は2023年12月22日、ジョンマーク・ギルソン社長が退任し、副社長の筑本学氏が新社長に昇格する2024年4月1日付人事を発表した。 同社では、社長を含む執行役の任期は1年間。指名委員会が10月頃から成果や事業状況を議論して、翌年度(4月1日以降)の体制を決める。 指名委委員長で社外取締役の橋本孝之氏は、「この先数年間の業界の変化や当社の変革を考えたときに、新たなリーダーが必要であるという結論になった」と説明。ギルソン氏には12月18日に伝えたといい、「(ギルソン氏が)落胆の色を見せなかったと言えばウソになる」と様子も語った。 社長交代の発表会見にもかかわらず、ギルソン氏の姿はなかった。 大胆な改革を期待し社外から外国人を起用 ベルギー出身でフランスの化学メーカーCEO職にあったギルソン氏が、三菱ケ
本書を「『21世紀の資本』がベストセラーになったピケティが、現代の格差の問題とそれに対する処方箋を示した本」という形で理解している人もいるかもしれません。 それは決して間違いではないのですが、本書は、そのために人類社会で普遍的に見られる聖職者、貴族、平民の「三層社会」から説き始め、ヨーロッパだけではなく中国やインド、そしてイランやブラジルの歴史もとり上げるという壮大さで、参考文献とかも入れると1000ページを超えるボリュームになっています。 ここまでくるとなかなか通読することは難しいわけですが(自分も通勤時に持ち運べないので自宅のみで読んで3ヶ月近くかかった)、それでも読み通す価値のある1冊です。 本書で打ち出された有名な概念に「バラモン左翼」という、左派政党を支持し、そこに影響を与えている高学歴者を指し示すものがあるのですが、なぜそれが「バラモン」なのか? そして、本書のタイトルに「イデ
欧州中央銀行(ECB)当局者は、最近まで利下げへの言及にさえ慎重だったが、今では6月の開始について隠さず発言する様相が強まった。 世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に出席したラガルド総裁らは、6月より前の利下げを織り込む投資家の見方を退ける一方、今年半ば前後に動く可能性を示唆した。そのころになれば、インフレや賃金、足取りの重い景気の動向、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の商船攻撃に伴うサプライチェーンの損害に関し、より多くの情報が得られる見通しだ。 夏の利下げの可能性について質問されたラガルド総裁は「あり得る」と説明。不確実性が引き続き高く、全ての指標がECBが望む水準にあるわけでないと警告したものの、意図を明確に示すメッセージと受け止められた。 INGのマクロリサーチ・グローバル責任者カルステン・ブルゼスキ氏は「この発言には少し驚かされた。そのようなことをECB総裁が言
#1 #2 #3 ドライバーの分業制で現場は大混乱 日本郵便との協業により、ヤマト運輸の小型荷物の配送に携わる「クロネコメイト」と呼ばれる個人事業主およそ2万5000人だけでなく、メール便などの仕分け業務に携わるパート社員(契約社員)数千人も”リストラ”の対象に入っていたことがわかったのは、去年10月のこと。 その後、茨城県土浦市にあるベース店(ターミナル拠点)で働くヤマトのパート社員18人が労働組合を結成し、10月16日に団体交渉を行なったところ、ヤマト本社は対応を一転。パート社員の契約終了を見直し、配置転換を含む雇用継続を提案する方針となった。 しかし、一度抱いたヤマト本社への不信感は拭えない。それは正社員も同様のようだ。都内の営業所で正社員ドライバーとして働く50代男性はこう語る。 「これは本社の人間から聞いた話ですが、ヤマトは数年前よりセンター(営業所)の集約化をすることで利益率の
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