米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は13日、次世代半導体の量産を目指すラピダスについて「信頼している」と述べ、将来的な生産委託の可能性を示唆した。東京都内で開かれたイベント後に報道陣の取材に答えた。 エヌビディアはAI(人工知能)向けの半導体を手がけている。世界の市場では台湾積体電路製造(TSMC)が先端品の生産を請け負う有力メーカーとなっているが、フアン氏はサプライチェーン(供給網)をさらに強化していく必要性があるとの考えを示した。 ラピダスへの生産委託の可能性について詳細は語らなかった。 フアン氏は日本の製造業を高く評価した上で「半導体製造装置は世界をリードしている」とも述べた。