「生き残りのために差別化しよう!」と号令がかかる場合があります。 しかし世の中で実際に差別化で成功している事例を見ていると、「生き残り」を「差別化」の目的にするのは、ちょっと違うような気がします。 たとえば、格安航空会社(LCC)の走りだったサウスウェスト航空。1967年創業です。 人件費以外のコストを徹底削減し高収益、黒字経営を続けており、米国で唯一、同時多発テロ以降もレイオフしていない大手航空会社です。 機内食、指定席、ビジネスクラス、別航空会社への手荷物転送を廃止し、発着時間は15分間隔で高稼働率、近距離用旅客機のボーイング737で標準化して保守効率抜群です。徹底した差別化を図っています。 創業当時、米国の都市間を飛行機で移動しようとすると、直行便がなく、ダラスなどのハブ空港を経由する必要がありました。料金も高いし、不便だったのですね。 そこで創立者の一人であるハーバート・ケレハーが
![生き残ろうと思って差別化しようとしても、結局、差別化できない理由:永井経営塾:オルタナティブ・ブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cbf2605c7054893136d14636716b015dd0916c9e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblogs.itmedia.co.jp%2Fmt-static%2Fsupport%2Fassets_c%2Fuserpics%2Fuserpic-44-100x100.png)