「なんの涙か分からないんです。昨日からなんの涙か分からない涙が出てきて」 そう話す間も涙が頬をつたう。 3種目に挑戦したものの「目に見えて分かるタイムや順位が、最後までついてこないまま終わるんじゃないかという怖さがあった」と話すように、思うような結果がついてこないことへのプレッシャーもあったのだろう。 異例の3種目に挑戦。9日間で5レース 田中が世界陸上オレゴン大会で走ったレースは5本。30度を超える暑さの中で彼女は3種目に挑戦し、全力を尽くした。 7月15日(金)1500m予選 4分05秒30(組7位、全体14位で準決勝へ) 7月16日(土)1500m準決勝 4分05秒79(組6位、全体15位で決勝進出ならず) 7月20日(水)5000m予選 15分00秒21(組9位、全体14位で決勝へ) 7月21日(木)800m予選 2分03秒56(組7位、準決勝出場ならず) 7月23日(土)500
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