ちょうどいいタイミングで信頼性評価の好事例が報告された。今月13日から開催されたストレージ関連のカンファレンス「FAST '07」(5th USENIX Conference on File and Storage Technologies)で、Googleが「Failure Trends in a Large Disk Drive Population」と題する論文を発表したのだ。この論文の内容は、同社の使用する約10万台のハードディスクドライブについて故障率を詳細に調査したもの。筆者もまだ論文のすべてにきちんと目を通せていないので詳細な内容は次回以降に譲るが、さまざまな報道によると、「ドライブの温度」や「アクセスの頻度」と故障率には有意な関連性が認められず、また「S.M.A.R.T値」による故障予測もあまり役に立たないという結果だったようだ。 システムの評価を考える上で、この論文は非常