Firefox 3.1にはHTML5で規程されているvideo要素とaudio要素のサポートが追加され、Firefox自身が少なくともvideo要素対応としてOgg Theoraを、audio要素対応としてOgg Vorbisをネイティブサポートすることが開発の方向性として示されている。これはつまりOgg Theora/Ogg VorbisプレーヤがFirefox 3.1の登場とともに一気に広まることを意味している。 同発表に対して懐疑的な反応を示す向きも少なくない。Ogg Vorbisはまだ利点があるからいいとしても、H.264よりも劣るところがあるOgg Theoraが標準の動画フォーマットとして普及するとは思えず、結果的にこうした取り組みにはそれほど意味がないのではないか、というわけだ。 こうした疑問に関してはWell, I'm Back: Why Ogg Mattersがひとつの説