[2.27 J1リーグ第1節 浦和 1-1 FC東京 埼玉] 浦和レッズにはやはりこの男が必要だ。昨季のルヴァンカップ王者・FC東京を相手に主導権を握りながらも点が入らず、0-0で迎えていた後半29分。均衡を破る一撃を見舞ったのは、4年ぶりにチームキャプテンに復帰した39歳のMF阿部勇樹だった。 新加入のMF小泉佳穂が蹴った右CKを同じく新加入のMF明本考浩がニアで触り、DF槙野智章が倒れ込みながらシュート。相手GKがはじいたこぼれ球にすかさず反応したのが阿部だった。 リーグ戦のゴールは18年8月19日の第23節清水戦(3-3)以来、2年半ぶり。埼スタでのリーグ戦ゴールは、キャプテンを務めていた17年7月9日の第18節新潟戦(2-1)以来といううれしい先制点だった。 勝利を目前にした後半41分に同点弾を決められて引き分けに終わったため、「勝たないと良いスタートとは言いづらい」と悔しさをにじ