2020年2月22日リリースの都はるみトリビュート・アルバム『都はるみを好きになった人』がとにかくすばらしい。 参加アーティストはUA、畠山美由紀、高橋洋子、水谷千重子&Chage、一青窈、怒髪天、ミッツ・マングローブ、大竹しのぶ、そして民謡クルセイダーズ feat.浜野謙太という、バラエティに富んでいつつ必然性を感じさせる面々。 特に民クル「アラ見てたのね」や畠山美由紀「大阪しぐれ」や高橋洋子「アンコ椿は恋の花」あたりは、原曲のコクを殺さずにそれでいてちゃんとフレッシュな解釈がされていて、すばらしかった。 あまりにすばらしかったので、都はるみの原曲の方もまとめて聴きこんでいたんだけど、そこでちょっといろいろ考えてしまったんだよね。 そもそも「演歌」ってなんだろうって。 都はるみはなぜ涙こらえてセーターを編むことになったのか 都はるみといえば、1964年にデビューし、紅白歌合戦に20年連続