福岡県内の自助グループ「にじだまり運営委員会」が人生の新しいステージの一歩となる成人式の季節に合わせて企画した。周囲の理解を得にくいことから自己を否定しがちな当事者たちが心境を語り合うことで、自分をもっと好きになるきっかけ作りにするのが狙いだ。 性的マイノリティーとされる人たちは同性愛者であるレズビアンとゲイのほか、「恋愛の時には相手の性別は関係ない」というバイセクシュアル、性別と心が一致しないトランスジェンダーなどがあり、それぞれの頭文字を取って「LGBT」と呼ばれることもある。 にじだまり運営委員会は2010年2月に発足。10~20人ほどが月1回集まって、悩みを打ち明けたり日常生活について語り合ったりしている。 今回は発足2周年に合わせて、交流会の一環として企画。関東では別の団体が同時期に性的マイノリティーの人を対象とした成人式を開くことから、その催しと連動し、式で流されるスピーチ映像