大阪市の橋下徹市長と大阪府の松井一郎知事らが懇談し、市道との境界にある府立大手前高校(同市中央区)の校外敷地(幅約50センチ、長さ約150メートル)で、バイクや自転車など100台近い迷惑駐輪が常態化し、府監査委員が改善を指示していた問題について、敷地を市に無償譲渡し、放置自転車の撤去など管理を委ねることで合意した。 「府市縦割り」の弊害で土地の譲渡交渉も放置自転車などの撤去も進まず、事実上、迷惑駐輪が放置されていると報じた13日付の産経新聞を受け、橋下市長は懇談前、記者団に「僕らがやることもなかったんでしょうけど、もめてるとなれば、決めちゃおうと(松井知事に)電話しました」と話していた。