女性に比べれば少ないものの、男性の性犯罪被害者も存在する。少年時代にいじめの延長で被害に遭ったケースも多く、過去の経験がフラッシュバックのように襲ってくることもあるという。被害者は「自分は変態なのかもしれない」と思い悩んで心に深刻な傷を負う。男性被害者に対するサポート態勢の拡充が求められている 性犯罪の被害者の大半は女性だが、男性の被害者も存在することは、あまり認識されていない。卑劣な犯行により被害者が計り知れない精神的なダメージを受けることは、男女に差はないはずが、男性被害者の割合が全体の2~3%と少ないことから、被害者に対するサポート態勢が整っていないのが現状だ。本人の恥の意識や周囲の理解が得られないことなどから、泣き寝入りするケースも多いという男性の性被害の実態とは、どのようなものなのか。「解剖」という名の全裸強要 「男がそんな目に遭うわけないだろう」 「そんな目に遭うのは被害者にも