「ソフトバンクにプラチナバンドが割り当てられたのは、同社が日本のPHS事業を守ったご褒美だ」(総務省関係者) 総務省は、大手携帯電話会社3社の中で唯一、プラチナバンドを持っていなかったソフトバンクに900メガヘルツ帯を割り当てるが、決め手になったのはソフトバンクの傘下入りしたウィルコムがV字回復を果たしたことだった。 プラチナバンドとは、携帯電話がつながりやすい700~900メガヘルツの周波数帯のこと。ソフトバンクの携帯はビル陰や山間部だと電波が届かず、利用者から「つながりにくい」と不満が出ていた。NTTドコモとKDDIはすでに800メガヘルツ帯を持っているが、後発組のソフトバンクは、過去に総務省としばしば対立し、プラチナバンドの割り当てを受けられなかった。 「障害物を回り込んで携帯に電波を届けられるプラチナバンドの獲得は、ソフトバンクの悲願だった。900メガヘルツ帯でソフトバンクがライバ
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