■ 過去最大規模の事前対策 台風第24号が日本列島を縦断していった。 9月上旬には台風第21号も西日本に襲来し、特に大阪湾周辺では記録的な暴風や高潮による浸水のため甚大な被害が発生し、まもなく災害の発生から1か月経つにもかかわらず、現在も復旧作業が続いている。台風第21号の襲来時には、沿岸部では高潮で多くの自動車やコンテナが流され、大規模な停電も発生した。また、関西国際空港は滑走路やターミナルビルが浸水し、空港へ渡る連絡橋にもタンカーが衝突して破壊されるなど、復旧まで長期間を要した大きな被害になったことが広く報じられた。潮位や暴風の観測値は、1961年に襲来した「第二室戸台風」に匹敵するものとなり、大阪湾周辺では歴史に残る大きな被害をもたらした台風となった。 台風第24号の経路(速報解析)。10月1日12時に温帯低気圧になった。(ウェザーマップ資料より) 今回、列島を縦断した台風第24号も
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