皇居を周回するビジネスマンら「皇居ランナー」らによる利用が話題となっている都心の銭湯で、利用者のマナーの悪さが問題になっている。ランニングシューズを持ったまま脱衣所に入るなどのマナー違反があとを絶たないのだ。銭湯では張り紙や口頭で注意しているのだが…。(吉原知也) 「お客さんが増え、銭湯を続けられるようになったし、やりがいがある」と話すのは、東京都千代田区にある銭湯バン・ドゥーシュの経営者、橋富和子さん(73)。近所のお年寄りばかりだった利用者が、参加者3万人を超える規模で、昨年2月に初開催された「東京マラソン」をきっかけにビジネスマンや若い女性の利用が増えた。ほとんどが、汗を流すために利用する「皇居ランナー」。利用者が100人を超える日もあるという。 別の銭湯では、1日に200人のランナーが来る日もある。来客者は4年前の約3倍になった。ランナー向けにロッカー、シャワーなどを提供する施設の