[東京 23日 ロイター] KDDI(au)9433.Tは23日、2008年4―12月の営業利益が前年同期比9.6%増の4067億円になったと発表した。主力の携帯電話事業で端末販売が減少し、販売店に支払う手数料が抑えられて利益が増加した。 4─12月期の営業利益は、四半期決算開示を始めて以降6年連続で過去最高を更新した。 携帯電話端末の出荷台数は、買い替えサイクルの長期化にともなう買い替え需要の減退や新規需要の縮小があり、前年同期比29%減の800万台にとどまった。これにより、売上高は前年比0.3%減の2兆6296億円となったが、販売店に支払う手数料が抑えられたため利益が押し上げられ、減収・増益となった。固定電話事業は、営業赤字が継続している。 09年3月期の端末販売予想を見直し、従来計画の1440万台を1090万台に下方修正した。会見した小野寺正社長は「08年の秋冬モデルから、市場環境の