「情報リテラシーでは、計算機を用いた演習を多くします。 今、みなさん、立っているでしょう? 計算機が置いてある席に座って下さい。 制限時間は3分。 よーい、スタート!」 教室は戸惑いに包まれる。 どうする? どうしよう? 結局2分経っても ほとんど席は決まらない。 「あと1分」と声をかけると 少しずつ座り始めるが それでも決まらない。 3分を越えても黙って見守る。 4分を越えたところで 席ははすべて埋まり 後ろに学生が10名くらい取り残された。 「席に座れなかった人 一人ずつ感想をどうぞ」 と言うと、一人の学生が 「うわぁ、無責任」 と呟く。 そう。 無責任だ。 社会は無責任なのだ。 next49先生はそれを味あわせてあげる。 学生が答える。 「恥ずかしい」 「みじめ」 「もっと積極的に行けばよかった」 「死にたい。。。」 そうなのだ。 恥ずかしいし、みじめで、死にたくなる思いだと思う。