二次感染が確認された看護師宅の前を歩く防護服姿の男性/12日、米テキサス州ダラス(写真:gettyimagse)この記事の写真をすべて見る エボラ出血熱が米国で感染を拡大させている。感染症対策最先端の米国は、封じ込めに成功するのか。 米テキサス州の病院で、エボラ出血熱患者の治療にあたっていた女性看護師が、エボラウイルスに感染した。感染した看護師は10月17日時点では2人。 これまでアメリカで報告されたエボラ患者は、すべて流行地のアフリカで感染していた。しかし、看護師たちは世界最高レベルの医療と感染症対策を誇るアメリカで感染した。このことの意味は大きい。 エボラ出血熱の症状は、発熱、激しい頭痛、筋肉痛、脱力感、下痢、嘔吐、腹痛、原因不明の出血傾向など。最後に挙げた出血傾向を除けば、おなじみのインフルエンザや、今年騒がれたデング熱などと変わりのない症状ばかりだ。初期にすべての症状が出そろうこと