阿南久消費者庁元長官がパソコン量販チェーン「PCデポ」のアドバイザーに就任していたことについて、国会で「用心棒みたいだ」と追及を受けた。阿南氏は、現在も非常勤の消費者庁参与をしているが、消費者庁やPCデポでは、「天下りではない」と説明している。 PCデポを巡っては、2016年8月、高齢者に高額の解約料を支払わせるなどしていたとツイッターで指摘されて騒ぎになった。 雪印メグミルクでも問題指摘 その後、PCデポでは、高齢者が理解できるサービスに改善すると表明していたが、17年2月7日の衆議院予算委員会では、民進党の井坂信彦氏が消費者庁の天下りを指摘する中でPCデポのケースを取り上げた。 井坂氏は、阿南久氏が16年12月にPCデポのアドバイザリーボードのメンバー6人の1人に選ばれたことに触れ、「もともと消費者庁の長官までされた方が、こういうところにまた再就職をしておられる」と述べた。PCデポ側が