2017年8月5日のブックマーク (9件)

  • 肥満に至る道はひとつではない──『人はなぜ太りやすいのか――肥満の進化生物学』 - HONZ

    現在の人はかつてないほど太っている。体長を身長の二乗で割って算出されるボディマス指数での評価では、世界人口の5人に1人が肥満あるいは過剰体重となってしまうほどだ。 1900年以前には肥満者は存在はしていたものの、多くはなかった。1700年代、1800年代のヨーロッパでは肥満者は珍奇なものであり、見世物にする人もいたぐらいだ。受け入れられ方も現在とは大きく異なっていた。平均体重より重いことは豊かさを意味し、病気の際に予備的な体力を有しているものと考えられていた。それが今では肥満は自己抑制の欠如の結果だと捉えられ、むしろ数々の病気を引き起こす悪い現象、不名誉な状態であると考えられている。 それにしてもなぜ、わずか100年でそれ程の変化が起こってしまったのか。人はなぜこれほどまでに容易く太るようになってしまったのか。人の肥満に対する脆弱性はどこから来たのか。書は、そうした疑問を中心に置き、人が

    肥満に至る道はひとつではない──『人はなぜ太りやすいのか――肥満の進化生物学』 - HONZ
    taron
    taron 2017/08/05
    肥満は、人間が現代社会に適応できていないからと。/カロリーを過剰摂取するだけなら、低コストでできるからな。いまや、痩せるほうにコストがかかる。
  • 第5回 ツシマヤマネコの保護はどれだけ進んだのか

    最初の「ツシマヤマネコと共生する地域社会づくり」は、豊岡コウノトリの郷でコウノトリを野生復帰させて地元の「プライド」にした経験を持つ人物が座長をつとめた。ヤマネコと利害関係がある農業や林業の従事者たちなどから意見を吸い上げ、相互の議論をうながした。実は、小中高校生も参加しており、対馬でヤマネコと共生する未来社会を思い描いた。 2017年の時点では、羽山さんが1990年代末に感じたような「無関心」は改善している。コウノトリの郷にコウノトリブランドの無農薬米があるように、対馬にもヤマネコのべ物を提供できる無農薬の水田で作られた「ツシマヤマネコ米」がある。ヤマネコと密接な関係にあった木庭作(焼き畑)を小規模ながら復活させたグループもいる。ツシマヤマネコの環境を理解するエコツアーも行われているし、地元の小中学校ではヤマネコについて学ぶことも増えた。 印象的なのは、ツシマヤマネコについて考える時、

    第5回 ツシマヤマネコの保護はどれだけ進んだのか
  • 第4回 絶滅危惧種ツシマヤマネコに迫るこれだけの危機

    の絶滅危惧種の野生復帰計画は、2005年のコウノトリの放鳥で格的に幕を開けた。 以降、2008年からは佐渡島のトキが加わり、2010年には沖縄のヤンバルクイナでも再導入を見越した飼育繁殖施設が完成した。また、ニホンライチョウは今年(2017年)、乗鞍岳で採取した野生の卵からの孵化に成功するなど、将来の野生復帰を見据えた繁殖計画が進みつつある。 2015年3月にヤンバルクイナ保護増殖事業で繁殖に成功した生後3日目ほどのヤンバルクイナのヒナの映像。羽山さんが理事を務めるNPO法人「どうぶつたちの病院 沖縄」は、環境省の飼育下繁殖計画の実践機関として、ヤンバルクイナの飼育下繁殖の研究および生息調査を行っている。 では、哺乳類はどうだろう。 絶滅地域への「再導入」や、野生の個体群への「補強」のために、野生復帰を見越した準備が具体的に始まっている種はどれくらいあるのだろか。 そう考えた時、もっ

    第4回 絶滅危惧種ツシマヤマネコに迫るこれだけの危機
  • 第3回 “邪魔者”コウノトリの野生復帰はなぜ成功したのか

    ぼくは、近未来に実現するかもしれないツシマヤマネコの野生復帰について知りたくて羽山さんにお話を聞き始めたわけだが、実は、羽山さんの個人史を知ることが近道になるかもしれないと気づいた。 1980年代初頭に学生時代をすごした羽山さんは、自然環境保護の意識が勃興するさなかにキャリアを築き始めたという意味で、絶滅危惧種をいかに扱うか社会の変遷をまさに体験してきた。今や伝説になっているような世界の野生復帰計画も、80年代に実質的に始まったものが多く、日で野生動物の問題と格闘しつつ、常に関心を抱いてきたのではないかと推察する。 「僕は神奈川県出身なんですが、北海道みたいな田舎で暮らしたいと思って、帯広畜産大学の獣医学科に進学しました。たまたま知り合った帯広動物園の園長さんにさそわれて、地元の希少動物の調査活動で襟裳岬に行ったら、絶滅が心配されているゼニガタアザラシを、漁師さんたちが害獣扱いしていて。

    第3回 “邪魔者”コウノトリの野生復帰はなぜ成功したのか
  • 第2回 絶滅危惧種の「野生復帰」とはどんな取り組みなのか

    獣医生命科学大学獣医学科で、野生動物学研究室を主宰する羽山伸一教授は、1980年代から、日の野生動物、とりわけ絶滅危惧種の問題に深くかかわって、専門的な知識を深めつつ、現場での取り組みを進めてきた。 だから、まず聞きたい。「野生復帰とはなんですか」と。 一般的にはまだ良く知られていない概念だし、ぼく自身、関心を持っているわりには混乱気味だ。 野生復帰は、英語では"Reintroduction"で、素直に訳せば「再導入」だ。なのに、日語では「野生復帰」の方が一般によく使われるし、ぼくも使ってきた。しかし、ちょっと不正確な言葉づかいをしているようで、居心地が悪くもある。 「そのへんの言葉を意識して使い分けているメディアは少ないと思います。例えば、コウノトリやトキの『野生復帰』について語られますけど、あれは、すでに絶滅した場所に新たな人工の集団をつくるので『再導入』です。野生で絶滅した動

    第2回 絶滅危惧種の「野生復帰」とはどんな取り組みなのか
  • マイナー毒蛇「ヤマカガシ」から小5救った血清 開発したヘビ園が語る毒蛇対策の厳しい現実 (withnews) - Yahoo!ニュース

    先月末、兵庫県の小5男子がヤマカガシとみられるヘビにかまれ、一時意識不明になりました。治療に使われた血清は、群馬県太田市の小さな観光ヘビ園で30年ほど前に開発されたもの。死に至る毒があるものの被害例は少ないヤマカガシは、治療研究も少ないです。ヘビ園のご努力がなければ、今回の男の子はどうなっていたのだろう… そんな思いを胸にヘビ園を訪ねると、日の毒蛇対策のさらにお寒い事情を知ることになってしまいました。(朝日新聞・長野剛記者) 【写真特集】ヤマカガシから小5救った血清、開発したヘビ研とは? 隣には観光ヘビ園 私がガキンチョだった数十年前、仲間うちでヤマカガシは「毒のないヘビ」と思われていて、とっつかまえてはブンブン振り回す身近な生き物でした。ところが1984年、愛知県の中2がかまれて死亡と報道され、「毒蛇やったんや」と衝撃を受けた記憶があります。 今回の兵庫の事故後、Facebookで、京

    マイナー毒蛇「ヤマカガシ」から小5救った血清 開発したヘビ園が語る毒蛇対策の厳しい現実 (withnews) - Yahoo!ニュース
  • マイナー毒蛇から小5救う 血清開発したヘビ園に聞く対策の闇

    マイナー毒蛇から小5救う 血清開発したヘビ園に聞く対策の闇 7月末、ヤマカガシとみられる毒蛇にかまれた小5を救った血清は30年ほど前、群馬の観光ヘビ園によって開発されたものでした。研究者の自発的な研究があったおかげの救命、だったのかもしれません。実は、国内の毒蛇対策って、全体的にも危ういようで...

    マイナー毒蛇から小5救う 血清開発したヘビ園に聞く対策の闇
  • Yahoo!ニュース

    【中日】小笠原慎之介が保留、今オフの契約更改チームで初めて「金額が金額なので」「もう少し自分で考える時間がほしかった」

    Yahoo!ニュース
    taron
    taron 2017/08/05
    やべーな。すげー広がっている。人工島全部に徹底的に殺虫剤をまく必要がある。
  • 「暗黒物質」は存在しない? 大胆な仮説を提唱した物理学者の長き闘い|WIRED.jp

    taron
    taron 2017/08/05
    うん、分からん。