2019年9月2日のブックマーク (10件)

  • 理科の探検サイトの削除問題 [理科の探検サイトの削除問題]

    科学雑誌「理科の探検」のウェブサイトがプロバイダによって公開停止されました(2019年8月30日)。 これは、「理科の探検」記事に不満を持った事業者が、裁判所に「仮処分申立」を行ったことが原因です。 事業者から通報を受けたプロバイダは「理科の探検」サイト全てを公開停止にしました(2019年9月1日時点で解除されていません9月5日に解除)。 科学的に検討されるべき課題に事業者が仮処分申請を行ったことには「特別な事情」を感じざるを得ません。 また、仮処分の申請段階で全ての記事を公開停止したプロバイダ側は、プロバイダ責任法の「権利侵害」について十分な検討を行っていないように見えます。 件を看過すると、同様な手段によって言論の自由が侵害される事態が起こるのではないかと危惧します。 理科の探検サイト(公開停止中9月5日に解除) 理科の探検は2007年に創刊された科学雑誌で、科学教育の普及のためのマ

  • 『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』世界の裏社会から見えてくる、犯罪者の思考と人間の深い業 - HONZ

    TBS系テレビ番組「クレイジージャーニー」に出演しているジャーナリスト、丸山ゴンザレスの著書だ。番組をご覧になった方ならばご存じかもしれないが、著者はさまざまな国の裏社会を取材してきた人物だ。 書は著者が取材した殺し屋や売春婦、ドラッグディーラーやジャンキーなどといった裏社会に生きる人々が、何を考えて犯罪という道を選び、行動するのかを考察した1冊である。著者自身が言及しているように、「思想」といっても体系だったイデオロギーのようなものではなく、犯罪者の思考を読み解くことに重点が置かれている。 書は第1章から強烈だ。取材対象はジャマイカの首都にあるスラムに暮らす「現役の殺し屋」だ。現れたのは貧相な体格に暗く沈んだ目をした青年。取材を続けている最中に殺し屋の携帯電話が鳴る。相手はクライアント。なんと用件は殺しの依頼だ。しかも動機が「自分を振った女を殺してほしい」という、それだけだ。著者は衝

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  • 驚くほど上達する「みんなで推敲」体験事例の発表会まとめ

    「文章の推敲は、自分一人でやるものだ」と思いこんでいないだろうか? しかし、グループウェアなどのコラボレーションツールを使って「みんなで推敲」すると、文章は、驚くほどよくなる。 「Googleドキュメントを文章推敲プラットフォームとして使う」という、誰でも思いつきそうな、しごく単純なアイデアだが、実際にやってみると、驚くほどの威力があり、新鮮な感動を覚える。これは、集合知を使った文章推敲のイノベーションだ。 この「みんなで推敲」の体験談の発表会が8月30日に開催された。具体的に、どのように「みんなで推敲」が行われ、文章が改良されていくのか、そのプロセスが分かる、たいへん興味深い内容だったので、この記事でまとめる。 今回発表を行ったのは、ふろむださん主催の[面白文章力クラブ]のメンバーの3人。このクラブは、ライティングの初心者からプロまでが集まって「みんなで推敲」を行う場所だ。 わたし自身、

    驚くほど上達する「みんなで推敲」体験事例の発表会まとめ
  • 実はもっとややこしかった京都造形芸術大学vs京都市立芸術大学の商標権合戦(栗原潔) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    「京都芸大」の名称に関する京都造形芸術大学と京都市立芸術大学の争いと商標権の問題について前回書きました。すみません、その記事では重要な事実が漏れていました。 京都造形芸術大学側(学校法人瓜生山学園)が、京都市立芸術大学より1日先んじて、「京都芸術大学」を商標登録出願していたのです(タイトル画像参照)。前回記事では、「京都芸大」、「京芸」等の名称を早めに商標登録出願していた京都市立芸術大学の動きを「好手」と評しましたが、必ずしもそうではありませんでした。 日の商標制度は先願主義なので1日でも出願日が早い方が優先されます。仮に、京都市立芸術大学が1日早く出願して、同日出願になっていれば、「くじ」(特許庁に置いてあるガラガラポン)による決戦になっていたのですが。 京都市立芸術大学側としては、このままでは、「京都芸大」や「京芸」等の略称の使用を独占できても、肝心な「京都芸術大学」を使用できない(

    実はもっとややこしかった京都造形芸術大学vs京都市立芸術大学の商標権合戦(栗原潔) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    taron
    taron 2019/09/02
    なんか、もうひどいとしか。
  • 防災の日に思う、日本の地学教育を消滅に向かわせる文部科学省の無策

    9月1日は100年近く前の1923年に関東大震災が起こった日である。しかし、日の子どもたちはこのことを授業で学ばない。防災訓練の前後の挨拶で触れるくらいで、実際に起こった大震災の原因も被害の状況も教訓も学ぶことができない。教師も学んでいないので教えることができないのである。 その理由は、日の地学教育が空洞化しているからだ。 私は、5年前に、『防災の日に思う・・・地学教育を空洞化させた文科省と教育委員会の責任は重い』を書いたが、この5年間、状況は全く改善されておらず、地学教育が消滅に向かう負のスパイラルはさらに進んでしまっている。 9割以上の高校が「地学」を選択できない 理科は、「物理」「化学」「生物」「地学」の4分野があり、「地学」は、地震、火山、気象、宇宙、自然環境のメカニズムや、自然災害の猛威や歴史を学ぶ科目だ。 しかし、多くの高校で「地学」は無視または軽視されている。 早稲田大学

    防災の日に思う、日本の地学教育を消滅に向かわせる文部科学省の無策
  • 『事実はなぜ人の意見を変えられないのか』 不都合な真実から目を背ける人たち - HONZ

    具体的な数字やデータを示してもダメ。明晰な論理で説いてもムダ。そんなとき、あなたはきっとこう思ってしまうのではないか。「事実はなぜ人の意見を変えられないのか」。 実際問題、日々の生活でそんな思いを抱いてしまう場面は少なくないだろう。失敗例がすでにいくつもあるのに、それでもまだ無理筋を通そうとする社内のプレゼンター。子育てのあり方をめぐって、何を言っても聞く耳を持ってくれないパートナーなど。また不思議なことに、たとえ高学歴の人であっても、「事実に説得されない」という点ではどうやらほかの人と変わらないようだ。 さて書は、冒頭の問いを切り口としながら、人が他人に対して及ぼす「影響力」について考えようとするものである。心理学と神経科学の知見を織り交ぜつつ、著者は早々に厳しい診断を下す。 多くの人が「こうすれば他人の考えや行動を変えることができる」と信じている方法が、実は間違っていた…。 数字や統

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  • 「京アニ被害者実名報道」で復活した「マスゴミ」という言葉(境治) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    京アニ事件被害者の実名報道は想像以上に非難の渦8月27日、京アニ事件の被害者の実名を京都府警が記者クラブに対し公表し、それを受けて新聞テレビなど大手メディアの多くがニュースや記事で報道した。 筆者個人は実名報道は遺族が拒むのならすべきではないと考えている。一般にはどう受け止められたのだろうか。27日にツイッターで検索してみたときは、想像した以上に批判的なツイートだらけだった。かなり強い語調で公表すべきではないし報道したマスコミは酷い、と非難するツイートが多い。ツイート=批判、と受け止めて捉えていいだろう。 そこでどれくらいの批判が巻き起こっているのかを、この週末にデータセクション社のSNS分析ツールInsight Intelligence Qで調べてみた。その結果が冒頭のグラフだ。やはり驚くほどの量だった。 8月25日から31日までの一週間で、1日あたり5.6万ツイート。参考に「韓国 暴行

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  • 海底下数千m、巨大地震の発生現場どう探る? 研究の最先端は異形の船「ちきゅう」に! | 乗りものニュース

    世界有数の地震多発国である日は、国としてもその研究に力を入れており、世界初という試みも、いくつもなされています。そのひとつが発生現場の直接観察。海底下数千mというとてつもない深度へ、異形の船「ちきゅう」が挑みます。 来たる巨大地震へ立ち向かうために 9月1日は「防災の日」。1923(大正12)年9月1日に発生した関東大震災にちなんだもので、全国各地で防災訓練が行われる日でもあります。世界有数の地震多発地域である日においては、そうした日頃の備えが啓発される一方、地震そのものに対する研究も進んでいます。その最先端にあるのが、JAMSTEC(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)が保有する地球深部探査船「ちきゅう」です。 同船は、海底下を掘削して地層や地質を物体として取り出し、さまざまな分析や研究を行う科学掘削船です。これがどう地震研究につながるかというと、簡単にいえば、地震が発生する地中の現

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  • 「天気の子」新海誠「『おまえが会社を継ぐんだぞ』という父の期待に抗って」 『君の名は。』の監督が決意したこと|人間関係|婦人公論.jp

    前作『君の名は。』(2016年)が国内歴代2位の興行収入を記録したばかりか、海外でも評価を受け世界的に注目されるようになったアニメーション監督の新海誠さん。『天気の子』には、創作の原点となる幼少期の体験が影響しているそうです。『天気の子』公開時のインタビューを再配信します。(構成=丸山あかね 撮影=浦田大作) ロマンチストというより、ぼんやりとした子ども これまでにも僕は、自然風景を数多く描いてきました。『ほしのこえ』(2002年)、『雲のむこう、約束の場所』(04年)など、タイトルに気象現象が出てくる作品もあります。『言の葉の庭』(13年)では雨の表情が大切な役割を果たしているし、『君の名は。』でヒロインの三葉(みつは)が暮らすのは大自然に囲まれた美しい町という設定です。なぜ自然にこだわるのか? という問いかけに対して一言で答えるのは難しいのですが、自分自身の生い立ちが色濃く影響している

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  • 知的障害者による突き落とし死亡事故裁判は、支援者たちに大きな課題を残した|山田由美子

    1.はじめに最初に、亡くなった方のご冥福をお祈り申しあげます。 防ぐ手立てがなかったのかと悔やみます。 きれいごとではないのです。人が亡くなっているのですから。 だからこそ、知的障害がある人のことを知らず、批判をしている人とも、もっとお話をして、その人たちの想いを知りたいと思いました。 だからこそ、自分自身のできていない役割にも気づきました。 だからこそ、お互いの意見を出し合って、知的障害がある人のことを省くことのない社会を作る仲間を募る必要性を感じました。 それらは、亡くなった方の死を無駄にしないことを誓い、原告の皆さんにも思いをはせ、書かせていただきました。 敬称略で失礼いたします。 そして、2019年8月22日から毎日書きはじめ、気づけばもう1週間を過ぎました。 まとまりがなく、同じことも繰り返し出てきております。 14000字を超す長文です。 2.事故の概要(判決文より要約抜粋)裁

    知的障害者による突き落とし死亡事故裁判は、支援者たちに大きな課題を残した|山田由美子