旧日本軍の主力戦闘機・ゼロ戦。終戦間際、千葉から飛び立ったゼロ戦の多くが撃墜されましたが、墜落した具体的な場所はほとんど分かっていません。乗っていた若者たちはどこで亡くなったのか、遺骨や遺品はあるのか、その痕跡を戦後75年となる今でも探し続けている人たちがいます。 空に散った若者の無念 悲しみを刻むために 千葉県睦沢町の幸治昌秀さん。ゼロ戦が墜落した場所を探しています。 航空自衛隊の整備士だった幸治さんは、過去の記録を元に墜落した場所をしぼり、実際に現場で金属探知機を使って残された部品などを探しています。命を落とした若者たちの詳しい記録を探さなければいけないと考えているからです。