ブックマーク / spioenkopjp.blogspot.com (31)

  • 「ネプチューン」怒りの一撃:旗艦「モスクワ」の最期

    ロシアによるウクライナ侵攻が軍事的にも経済的にも純然たる大失敗であったことは、現時点で全く否定することはできません。 首都キーウとウクライナ東部を包囲・掌握し、西側諸国をウクライナの将来的な地位に関する交渉のテーブルにつかせることを目的とした迅速な作戦は、今やロシアが自らの国力を維持できる状態ではない、東部における血みどろの消耗戦と化したことは一目瞭然です。

    「ネプチューン」怒りの一撃:旗艦「モスクワ」の最期
  • 牙を抜かれたサメたち:コートジボワールの「Su-25」攻撃機

    著:ステイン・ミッツァー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) それは2004年11月6日、土曜日の出来事でした。その日、コートジボワール空軍(FACI)の「Su-25UB」2機が、ブアケのフランス・平和維持軍の拠点に猛爆撃したのです。突然の一方的な攻撃が開始された結果、フランス兵9人が死亡しただけではなく31人の負傷に至らせました。 この深刻な挑発行為は最終的にFACIの壊滅につながり、この先何年にもわたってコートジボワールに非常に大きな影響を与えることになったことをFACI自身が想定していたのかは定かではありません。間違いないのは、攻撃から僅か数時間後、設立されたばかりの航空兵力に残されていたものは煙を上げているガラクタの山だけだったということです。 この悲劇につながる出来事は、反政府勢力の下部組織であるコートジボワール愛国運動(MPCI)が同国北部の大部分を支配し、

    牙を抜かれたサメたち:コートジボワールの「Su-25」攻撃機
  • ティグレ戦争:中国製UCAVがメケレ市上空で目撃された

    著:ステイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) 当サイト(英語版)がエチオピアによって中国製「翼竜Ⅰ」無人戦闘航空機(UCAV)が導入されたことを最初に報じてから約2週間後、ついにエチオピアの空にこの無人機が存在していることを裏付ける映像の証拠が現れました。[1] 2021年10月下旬に撮影された映像には、ティグレ州の州都メケレの上空を飛行する1機の「翼竜Ⅰ」を映し出しています。 「翼竜Ⅰ」は、イランの「モハジェル-6」とUAEのVTOL型ドローンを調達に続いてエチオピアが導入したことが確認された3種類目のUCAVです。筆者が受け取った情報と「翼竜Ⅰ」が製造されている中国の成都からエチオピアのハラールメダ空軍基地への疑わしい貨物便を重ね合わせると、2021年9月に少なくとも3機の同UCAVがエチオピアに届けられたことを暗示しています。 [1] エチオピアが

    ティグレ戦争:中国製UCAVがメケレ市上空で目撃された
  • エチオピア上空の「翼竜Ⅰ」:中国製UCAVがティグレとの戦いに加わる

    著:ステイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) エチオピアによってイランとUAEの無人戦闘航空機(UCAV)が導入された後、今や第3のUCAV:中国製の「翼竜Ⅰ」がティグレ戦争に参戦したことを示唆する強い理由が浮かび上がりました。 筆者が受け取った情報と「翼竜Ⅰ」が製造されている中国の成都からエチオピアのハラールメダ空軍基地への疑わしい貨物便を重ね合わせると、2021年9月に少なくとも3機の同UCAVがエチオピアに届けられたことを暗示しています。このニュースは、エチオピア軍がティグレ州でUAEが供給したUCAVを使用したことが確認された1週間後にもたらされました。[1] すでに2021年9月初旬には、エチオピア空軍司令官へのインタビュー映像でUCAVの模型が目立つように展示されていたことによって、「翼竜Ⅰ」の入手が初めてほのめかされました。 ティグレ戦争

    エチオピア上空の「翼竜Ⅰ」:中国製UCAVがティグレとの戦いに加わる
    taron
    taron 2021/11/13
    あちこちからかき集めてるなあ。
  • 民兵のUCAV:イラクにおける「モハジェル-6」無人攻撃機

    著:ステイン・ミッツアーとヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) 今世紀に入ってから無人戦闘航空機(UCAV)の拡散が加速しており、多くの国がすでに武装したドローンを保有しているか、あるいは現時点で導入しようとしています。 しかし、まして一般的ではないのは、非国家主体によるUCAVの導入です。興味深いことに、これはまさにイラクで起こりました。同国の人民動員隊(PMU)がイランからいくつかの「モハジェル-6」UCAVを入手することに成功したのです。イラクでの「モハジェル-6」の公開は、(8月上旬に私たちOryxが最初に報じた)エチオピアへ同機種が引き渡される数ヶ月前のことでした。 現在、イラク政府が自身で運用できるUCAVを持っていないことを考えると、PMUによる「モハジェル-6」の導入は極めて異例のことです。 イラクは2015年に中国から約20機の「CH-4B」を購入しましたが

    民兵のUCAV:イラクにおける「モハジェル-6」無人攻撃機
  • Tankovy Busters:エチオピアにおけるSu-25TK攻撃機

    著:ステイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) Su-25は、MANPADS(携帯型地対空ミサイル)や対空砲からの凄まじい攻撃に耐えながら幅広い種類の兵装を搭載する能力がある、頑丈な近接航空支援機としての名声を得ています。この機種は当初から限られた誘導兵器の運用を念頭に置いて設計されていましたが、ソ連の設計者が対戦車攻撃専用のSu-25Tを開発することで、やがてこの能力は拡大されていきました。 当時としては多数の非常に高度な機能を備えていたものの、ソ連末期の登場は最終的にこの派生型の就役を妨げてしまいました。後にロシアは試作型のSu-25Tをチェチェン紛争に投入して一定の成果を上げましたが、最も興味深い実戦投入は北コーカサスの空ではなく、サハラ以南のアフリカの太陽の下で行われました。 僅か2機のSu-25Tがエチオピアに輸出されたことは、今日でも多くの熟練

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    taron
    taron 2021/11/07
    試作機を購入して実戦投入…
  • 弾道を描け:忘れ去られたティグレの対エチオピア・エリトリア 「ミサイル戦争」

    著:ステイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) ティグレ戦争の序盤である2020年11月、中国製の「M20」短距離弾道ミサイル(SRBM)がエチオピア北西部にあるバハルダール空軍基地のエプロンに着弾した際に、エチオピア国防軍(ENDF)が受けた衝撃は計り知れないものだったに違いありません。 ティグレ防衛軍(TDF)がいくつかの弾道ミサイルシステムを鹵獲した後にバハルダールを標的にしたことは遅かれ早かれ発生する流れでしたが、ミサイルが着弾した際に示したとてつもない命中精度は基地の人々を驚かせたはずです。 ほぼ同じ頃に、約450km離れたエリトリアの首都アスマラを何度かの大きな爆音と衝撃が揺り動かしました。この都市もバハルダールと同様にティグレ軍によるミサイル攻撃を受けたのです。 エチオピアとエリトリアがどのようにして弾道ミサイル攻撃を受けたのかが、この記事の

    弾道を描け:忘れ去られたティグレの対エチオピア・エリトリア 「ミサイル戦争」
    taron
    taron 2021/11/03
    ティグレ人側が短距離弾道ミサイルシステムを入手し、エリトリアの首都やエチオピア空軍の基地への攻撃を決めて見せたが、高度システムを維持できずに放棄するはめになった、と。
  • イタリアの魅力:トルクメニスタンの「M-346」戦闘攻撃機

    著:ステイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) ソ連崩壊から約30年が経過した今でも、多くの旧ソ連諸国の空軍の保有機は、彼らが引き継いだソ連時代の航空機で構成されていることが大きな特徴となっています。これは特に戦闘機に当てはまることであり、高額であることが、多くの国に現在運用中である旧世代機を代替するための新型戦闘機の導入を躊躇させています。 その代わり、「MiG-29」や「Su-25」といった実績のある機種は単に飛行能力を維持させるためだけでなく、21世紀の戦争の時代に適切な機体であり続けるために何度もオーバーホールを受けています。ベラルーシやカザフスタンなどの国は、近年に「Yak-130」や「Su-30SM」の導入を通じてこの知見に異議を唱えようとしていますが、中央アジアの大部分ではジェット機の運用が徐々に減少しつつあります。 トルクメニスタンはこの状

    イタリアの魅力:トルクメニスタンの「M-346」戦闘攻撃機
  • 火の洗礼:ウクライナの「バイラクタルTB2」が実戦デビューした

    著:ステイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) 2021年10月26日にアップロードされた動画は、武力紛争を観察する人々にとっては、あまりにも見慣れた光景:「バイラクタルTB2」が地上の無防備な敵を攻撃している状況を映し出しています。[1] TB2によって実施された過去のドローン攻撃との違いは、今回の攻撃がウクライナ東部で行われたことです。2019年にウクライナにTB2が引き渡されてされて以来、東部で最初に実施された攻撃です。 ドローンの攻撃目標は特に目新しいものではありませんでした:分離主義勢力の部隊によって運用されている1門の「D-30」122mm榴弾砲です。この榴弾砲の破壊に成功したことで、ナゴルノ・カラバフ、シリアに続き、現在のウクライナでTB2によって破壊された「D-30」が56門となったことを記録しました。 伝えられるところによれば、今回のドロ

    火の洗礼:ウクライナの「バイラクタルTB2」が実戦デビューした
    taron
    taron 2021/10/30
    今のところ、停戦違反の砲撃に警告を行ったレベル。ロシアとその配下勢力が、これからどう動くか。
  • ティグレ防衛軍:重装備の記録(一覧)

    著:ステイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) エチオピア政府と北部のティグレ州との間で勃発した戦争は、エチオピアを混乱に陥れています。この武力紛争は2020年11月から熾烈を極めており、数千人が死亡、数百万人が避難を強いられいる状況にあります。 エチオピア政府とティグレ人民解放戦線(TPLF)との間で何ヶ月にわたる緊張関係が続いていた後に、情勢が激化して戦争となったのです。 1974年から1991年までエチオピアに存在していた共産主義・社会主義政権を打倒した後、TPLFは30年近くにわたってエチオピアの権力の中心にいました。エチオピアの人口の約5%しか占めていないにもかかわらず、ティグレ人の役人は政府を支配することができました。 2014年から2016年にかけて反政府デモが相次いだ後、2018年にアビー・アハメド首相率いる新政権が発足しましたが、アビー首

    ティグレ防衛軍:重装備の記録(一覧)
    taron
    taron 2021/10/30
    今のところティグレ人のほうが優勢なのか。かなり、軍人が合流したのかね。
  • カラバフの覇者:「バイラクタルTB2」

    著:ステイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ in collaboration with Jakub Janovsky, Dan, COIN(編訳:Tarao Goo) Şimşek gibi atıldık bir semte yedi koldan - 稲のごとく、我々は七方向から攻撃した(ヤフヤー・ケマル・ベヤトル著「アキンジラー」から) 今や「四十四日間戦争」として知られている悪しき戦いが勃発してから1年が経過しました。このコーカサスでの戦闘の結果は現状を驚くほどに覆し、当然ながら世界中のアナリストや歴史マニアの注目を集めてきた戦史における重要な分岐点を記録したと言っても過言ではないでしょう。 短くも熾烈を極めた戦いの過程で、一握りのアゼルバイジャンの「バイラクタルTB2」無人戦闘航空機(UCAV)がアルメニア軍の基盤を実質的に破壊し、これまでに(92台のT-72戦車を含

    カラバフの覇者:「バイラクタルTB2」
  • 国際的な輸出の成功:「バイラクタルTB2」の世界的な需要が最高記録に達した

    著:シュタイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ ある種の兵器システムが非常に人気があることが判明していて、各国がそれを購入するために列を成して待っているということはめったにありません。皮肉なことに、これは「バイラクタルTB2」の状況のようです。 バイカル社の最高技術責任者(CTO)であるセルチュク・バイラクタル氏への最近のインタビューでは、これまでに「バイラクタルTB2」の輸出について10カ国以上と新たな輸出契約が結ばれており、現在、「バイカル・テクノロジー」社は輸出から収益の70%以上を創出していると述べました。[1] 現時点におけるTB2の運用国には、トルコ、カタール、リビア、ウクライナ、アゼルバイジャン、トルクメニスタンが含まれていることが知られており、モロッコは現在、最初のTB2を受け取る課程にあります。 ポーランドは2022年に最初の機体を受領する予定であり、同国はTB2

    国際的な輸出の成功:「バイラクタルTB2」の世界的な需要が最高記録に達した
  • ブルガリアの空に注目: 「MiG-25」から「バイラクタルTB2」まで

    著:ステイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) 最近、軍事アナリストの間では、ブルガリアがトルコから少なくとも6機の「バイラクタルTB2」無人戦闘航空機(UCAV)の導入を視野に入れているとの推測で沸き上がっています。 この調達が成立すれば、ブルガリアで長い間失われていた戦力が復活すると同時に、同国は急速に増加しつつあるTB2の導入に関心を持つ国々や現在導入の途上にある国のリストに追加されることになります。しかし、ブルガリアは2020年にTB2を購入する試みを開始したものの、COVID-19のパンデミックで決定を延期したと言われています。[1] TB2が結果的にブルガリアに納入されれば、同国は2021年5月にポーランドが24機のTB2を導入したのに続いてEU諸国で2番目(ラトビアが導入した場合は3番目)のTB2調達国となるでしょう。 中・東欧諸国がTB2に

    ブルガリアの空に注目: 「MiG-25」から「バイラクタルTB2」まで
  • 逃した好機: エチオピアの「Negash」中高度・長時間滞空無人機計画

    著:ステイン・ミツッアー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) イラン製「モハジェル-6」UCAVのエチオピアへの納入に関する新たな情報が明らかになり続けていますが、同国への配備はまだエチオピア国防軍(ENDF)の運命に逆転をもたらしてはいません。 その性能はほとんど実証されておらず、(FLIR用カメラや兵装を含む)サブシステムは、中国やトルコが開発した同世代のUCAVに見られるものよりも低品質であることから、「モハジェル-6」が最終的にティグレ戦争でエチオピアを優勢に変える可能性のある重要なアセットにはなりそうもありません。 この無人機が引き渡される以前では、「バイラクタルTB2」がシリア、リビア、ナゴルノ・カラバフで大成功を収めたことから、トルコがエチオピアにUCAVの供給者となる可能性が最も高いと存在と考えられていました。 トルコは歴史的にエチオピアと友好関係にあり

    逃した好機: エチオピアの「Negash」中高度・長時間滞空無人機計画
  • カスピ海の水陸両用機:見つけにくいアゼルバイジャンのベリエフ飛行隊

    カスピ海は世界最大の内陸湖として知られ、膨大な石油やガスの埋蔵量、そしてもちろんカスピ海の怪物でも知られています...ちょっと待ってください – カスピ海の何ですって!? カスピ海の怪物! 西側の情報機関を困惑させた(ロシアではエクラノプランとして知られている)地面効果翼機は、ロシア人でさえも素晴らしいだろうが決して軍事的・民間的な用途に適合する実現可能なプロジェクトではないという結論を出しました。 エクラノプランによって完全に目立たなくされているのは、カスピ海の上空で(そして水上で!)運用されている水陸両用機のベリエフ・シリーズです。ベリエフ機はほぼ間違いなく華やかさではエクラノプランより見劣っていますが、はるかに有益なやり方で彼らの運用者に貢献しました。現時点でカスピ海において水陸両用機を運用しているのはアゼルバイジャンのみであり、同国では消防や捜索救助、そして乗客輸送用に1機のBe-

    カスピ海の水陸両用機:見つけにくいアゼルバイジャンのベリエフ飛行隊
  • 無人の消防士:「バイラクタルTB2」が消火作戦に加わる

    著:ステイン・ミッツアー と ヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) 現在、トルコは国の南部で猛威を振るっている一連の致命的な森林火災と戦っています。 この地域を苦しめている高温と強風のために、山火事を鎮圧することは今までのところ困難であることが判明しており、新たな火事はすぐに他の州にも急速に拡大しつつある状況です。 また、容赦ない火災は地中海沿岸のいくつかの観光地を危険にさらしており、炎がゆっくりと海岸に近づくにつれて、壊滅的な痕跡が次々と残されていきます。この山火事では、これまでに8人の死亡と(住宅炎上したり貴重な家畜が煙や高熱で失われるため)数百人が避難を強いられています。 [1] 1万人以上のトルコの消防士と一緒に82機以上の飛行機やヘリコプターがこの自然災害と戦っているほか、この戦いにはアゼルバイジャン、スペインカタールから派遣された消防士たちも加わっています。[

    無人の消防士:「バイラクタルTB2」が消火作戦に加わる
    taron
    taron 2021/08/09
    なるほどね。監視機は火災の監視にも使えると。
  • 小さくても命取りな存在:トルクメニスタンの高速攻撃艇

    著:ステイン・ミッツアーとヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) カスピ海の海軍バランスを考えるとき、トルクメニスタンが最初に思い浮かぶ国ではないことはほぼ確実でしょう。それにもかかわらず、継続的な海軍の増強はこの点についてロシアと並ぶ地域有数の海軍力を持つ国に変えました。これはトルコのディアサン造船所によるところが大きく、同社はトルクメニスタン海軍が保有する現代的な艦艇のほぼ全てを供給しています。 それらの一つが、過去10年で運用を開始した世界でも極めて数少ない高速攻撃艇(FAC)の一種である「FAC 33(上の画像)」です。(ほぼ確実に)サイズと運用者が小国のおかげで、このFACは設計された国(トルコ)以外ではほとんど知られていません。それでもなお、その滑らかなデザインと比較的軽い武装によって、同クラスの他の艦艇とは際立ったものになっています。 33メートルという小さなサイ

    小さくても命取りな存在:トルクメニスタンの高速攻撃艇
  • 斬新な戦闘能力:ウクライナの「ヴィリハ」多連装ロケット砲

    ロシアによるクリミアの奪取とドンバス地域における武力紛争の勃発以来、ウクライナは数十年にわたって(満足な装備の更新なしに)放置されてきた自国の軍隊を補うために、野心的な再装備計画を立ち上げました。 現在、ウクライナは旧式の装備を保管庫から出してオーバーホールやアップグレードすることに加えて、完全に斬新な戦闘能力も軍隊に導入し始めています。それらの中で注目すべき装備としては、国産の対艦巡航ミサイル「ネプチューン」や短距離弾道ミサイル「フリム(グロム)-2」、トルコの無人戦闘航空機(UCAV)「バイラクタルTB2」があります。 その増大する戦闘能力をさらに引き上げるために、ウクライナはBM-30「スメルチ」300mm多連装ロケット砲(MRL)の改良に着手し、従来の無誘導型ロケット弾よりも精度だけでなく射程距離も大幅に向上した新型の誘導弾を使用できるようにしました。

    斬新な戦闘能力:ウクライナの「ヴィリハ」多連装ロケット砲
  • オリックスのハンドブック:キューバの軍用車両・重火器

    著:ステイン・ミッツアーとヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) お知らせ: 装備名をクリックすると、キューバ軍で使用されている装備の画像を見ることができます。一つの名称で知られている装備に派生型が存在する場合は、それらを追加して表示しています。日語版では、各種砲の口径を後に表示しています。また、正確な用途が判明しない自走砲は「自走砲」、用途が明確か下記の表記がなされているものについては細かく表示しています。また、対空砲については特に機関砲・高射砲などの分類をしていません。最終更新日は2019年8月22日です(日語版は2021年6月11日)。 略称について: - CBAF (Carro Blindado de Apoyo de Fuego) = 火力支援車両 - CBE (Carro Blindado de Exploración) = 装甲偵察車 - CBI (Carro

    オリックスのハンドブック:キューバの軍用車両・重火器
  • 死に物狂いの怪物:YPGのシュトルム・パンツァー

    著:ステイン・ミッツアーとヨースト・オリーマンズ(編訳:Tarao Goo) おおよそ1918年頃から世界の大部分で歴史の片隅に追いやられていますが、YPGはいわゆる「シュトルム・パンツァー(突撃戦車)」:第二次世界大戦に登場した同名の戦車(注:ドイツ軍の「ブルムベア」)を思い起こさせる装甲強化型歩兵支援プラットフォームの積極的な運用者であり続けています。巨大で奇怪な見た目をしたこれらの車両は、シリア北部にあるYPGの支配地域から彼らを何度も追い払おうとしたイスラム国や自由シリア軍に対するYPGの抵抗を象徴し始めています。 YPGの隊列にこのようなDIYの怪物たちが存在していることはよく知られていますが、運用されているシュトルム・パンツァーの種類を要約する試みはほとんど行われていません(結果として、この記事の完成が大幅に遅れてしまいました)。 シリア内戦に関与した他の主要と比較すると、シリ

    死に物狂いの怪物:YPGのシュトルム・パンツァー